2020.03.13

身だしなみ
【ファッション賢者に聞く】高品質&シンプルが大人っぽい。40代ビジネスパーソンが身に着けたい“いいメガネ”の選び方

チェーン店のお買い得品から高級ブランドの人気モデルまで、幅広い選択肢が存在する昨今のメガネ事情。

誰もが店頭で「一体どれにすべき?」と悩んだことがあるはず。
メガネは掛ける人の印象に直結するアイテムであることに加え、40代のビジネスパーソンともなれば、その“顔”に責任が求められるもの。

今回はそんな迷える40代男性が今選ぶべき一本を、実例を挙げながら分かりやすくご紹介します。

長谷川 剛

エディターやスタイリストが所属する、クリエイターグループ「Zeroyon」の責任者。男性向けファッション誌や情報誌、カタログの製作及び執筆を手掛ける。自身も学生時代からメガネを掛け続けるメガネ男子。個人的なフレーム選びの基準は“聞き上手になれる”デザイン。
ZEROYON LABORATORY:http://www.zeroyonlab.com/blog

「いいメガネ」とは、その人にマッチしていて長く愛用できるもの

昨今は格安を謳うメガネの専門チェーン店が多数あり、メガネ選びの幅は多彩になったものの、良品と呼べるものはやはりごく一部に限られます。

地位も所得もある40代男性であれば、やはりそれなりに高水準の良品から自分に合った一本を選びたいところ。まずは、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • 【いいメガネのポイント】
  • ・顔型へのフィット
  • ・耐久性
  • ・パーソナリティとのマッチング
  • ・クラシカルであり少し遊びの効いたデザイン

顔型へのフィットに関しては、経験を積んだスタッフが在籍するショップであれば、細かく調整してくれるので特に心配する必要はありません。耐久性に関しても、歴史あるジャパンブランドならば(※1)、チタンや強化プラスチックなどを用いつつ、日本人に馴染みやすいフレームを展開しているので安心できます。

(※1)外国産が良くないという意味ではなく、「耐久性と顔馴染みの良さを望むなら、日本人用にデザインされたメガネが安心」という意味

しかし難しいのは「パーソナリティとのマッチング」。昨今はフレームの種類も増えており、どのデザインを選ぶべきかは誰もが迷うもの。ファッション誌などの一部メディアが取り上げるトレンド感のあるフレームが、必ずしも理想のルックスを作りだすかというとそうでもありません。

そのひとつとして、あまりにファッション性や個性の強いメガネは、ビジネスシーンにそぐわないという問題が挙げられます。それゆえクラシカルな定番フレームが今もって人気を博しているわけですが、せっかく新調するのにあまりに平凡なものは避けたいところ。本当の意味でその人にマッチしていて、長く愛用できるーーそんな一本こそが、「いいメガネ」の条件だといえるでしょう。

そこで、「上司や部下もいる40代ビジネスマン(スーツスタイルがメイン)が着用する」という前提で、その人物のパーソナリティから予想される、モダンなセンスや機能性を備えたモデルをいくつかピックアップします。

40代ビジネスマンのあらゆるシーンにマッチする「3つのフレーム」

40代ビジネスマンの役割として、プレイヤーとしてプレゼンなどの重要な局面を任せられる「スペシャリストタイプ」と、複数の部下を抱え管理や指導に従事する「マネジメントタイプ」、もしくはその両方を兼ね備えている方が多いはず。そんな40代ビジネスマンの役割とパーソナリティをふまえると、以下の3パターンが候補として挙げられます。

1.会議やプレゼンの場面で存在感を。知的な雰囲気を匂わせるメタルフレーム

たとえば、シリアスな会議やプレゼンなど、複数の聴衆を前に、自身の意見を述べつつ納得を得ることが求められる場。そんなシーンが頻繁に訪れるという方には、知性が際立つメタルフレームがおすすめ。さらにレンズの形状もエッジあるスクエアベースなら、意志の強さも感じさせます。

昨今は工作精度の向上から、スタイリッシュな細身でありながら耐久性に優れた、二重構造フレームなどもリリースされています。メタルフレームは塗装によって黒や金などのカラーバリエーションがありますが、真面目かつシリアスなシーンを想定すると、クールな印象とハッキリとした存在感を漂わせるシルバーフレームがぴったりです。

  • 【説得力のある知的な雰囲気を演出するポイント】
  • ・メタルフレーム
  • ・スクエアベースのレンズ形状
  • ・カラーはシルバー

2.マネジメントに特化したチームリーダーに最適。柔和な表情が演出できるプラスチックフレーム

複数の部下をまとめるチームリーダーのような人物に必要なのは、包容力とオープンな雰囲気。そんな印象を目指すのであれば、プラスチックフレームかつ角のとれたレンズの形状がおすすめ。

とはいえ円に近いラウンド型は個性が強くなりすぎるため、顔型やシーンによっては狙いすぎとなることも。多くの顔型・職種に合致するのは小振りで横長のレンズ形状を持つスクエアベースモデル。カラーもいわゆるベッコウ風のブラウン系ならば、柔和な雰囲気をさらに強調してくれます。

  • 【安心感のある柔和な雰囲気を演出するポイント】
  • ・プラスチックフレーム
  • ・角のないスクエアベースのレンズ形状
  • ・カラーはブラウン系

3.カジュアルダウンにもマッチする。高感度なコンビフレーム

昨今は「ネクタイを外したジャケット&パンツのスタイルが主流」という職場も増加傾向にあります。そんなシーンで映えるのは、ファッション要素を加えた高感度なメガネ。とはいえ、あくまでクラシック型をベースにトレンドを取り入れたフレームがひとつの理想像。その代表格となるのがコンビネーションと呼ばれる樹脂とメタルを併用したフレーム。

レンズを囲むリムにはプラスチックを用い、ブリッジ(※2)やテンプル(※3)に艶感あるメタルを使用したモデルは、上品な洒落感を漂わせる仕上がりに。また、繊細な装飾をヒンジ(※4)部分などに取り入れたフレームは、オーソドックスでありながら、掛ける人のセンスをさり気なく匂わせます。カラーは、少し落ち着かせてブラウン系やブラック系を。さらにクリップレンズ(※5)が装着可能なフレームならば、ワンタッチでサングラスとしても利用できます。

  • 【カジュアルな洒落感を演出するポイント】
  • ・樹脂とメタルを併用したフレーム
  • ・フレーム部分への程よい装飾
  • ・カラーはブラウン系かブラック系
(※2)ブリッジ:左右のレンズをつなぐ鼻にかかるパーツ
(※3)テンプル:メガネを支える、こめかみから耳にかけてのパーツ
(※4)ヒンジ:フロントフレームとテンプルをつなぐパーツ
(※5)クリップレンズ:クリップ状のフレームにレンズをはめ込んだもの。メガネのフロント部に引っ掛けて使用する。

【ファッション賢者が選ぶ】40代ビジネスマンにおすすめの4モデル

先述の3つのフレームに合致した4つを選びました。
どれも、40代ビジネスマンの品を保ちつつ、ほどよい個性を持つモデルなので、ぜひメガネ選びの参考にしてみてください。

1.スマートかつ機能性も抜群【フォーナインズ S-380T】

機能性に加えプロダクトとしての質感にもこだわった、ハイエンドなメタルブロウ。インナーリムがブロウからのぞくダブルフロント構造を採用しており、レンズ周りに掛かる負荷を理想的に吸収しつつスマートなフォルムを実現。適度にエッジを効かせたレンズ形状も相まって、表情がクールに引き締まる一本。

¥47,000(税抜き)/問い合わせ先・フォーナインズ※フォーナインズ☎03-5797-2249 https://www.fournines.co.jp

2.適度な洒落感に加えオプション付き【フォーナインズ NPM-87】

メタルパーツにビルトイン構造を採用しており、広い可動域と負荷吸収機能に加え、ソフトな掛け心地が楽しめる一本。フォルムは定番的なウエリントンを柔和にアレンジした飽きのこないデザイン。マットな質感にメタルパーツが映える仕上がりも相まって、シックな装いからカジュアルな着こなしにも対応する。専用の別売りクリップオンを付けることで、ワンタッチにてサングラスに変身する。

¥39,000、クリップオン[NPM-87 CL]¥20,000(ともに税抜き)/問い合わせ先・フォーナインズ※フォーナインズ☎03-5797-2249 https://www.fournines.co.jp

3.ヴィンテージな美観を放つコンビ型【アイヴァン Maloof-PBK-0097】

“着るメガネ”をコンセプトに、ファッショナブルかつ高品質なアイウェアを多彩に展開するアイヴァン。なかでもマルーフは、クラシックをベースとしながら、現代的な洒落感を盛り込んだ注目のコンビ・フレーム。1930年代のヴィンテージから発想しており、飾りパーツを彷彿させるブリッジや彫金を施したテンプルなど、深いこだわりを感じさせる仕上がり。

¥40,000(税抜き)/問い合わせ先・アイヴァン

※アイヴァン PR ☎03-6450-5300 https://eyevaneyewear.com

4.表情が柔和に落ち着く新定番【アイヴァン Erwin-TORT-0011】

トレンドに左右されない定番型のアーウィン。角のとれた横長を基調とするウエリントン型は、日本人の顔型に最もマッチするデザイン。細身のフレームかつ丸みあるレンズにより、柔和な表情が作れるところも大きなポイント。テンプルの芯金には繊細な彫り込みを施しており、工芸品的な美しさも兼備する。

¥29,000(税抜き)/問い合わせ先・アイヴァン

※アイヴァン PR ☎03-6450-5300 https://eyevaneyewear.com

 

ひと口にビジネスマンといっても様々な職種や環境があり、さらに昨今は多様性が求められる時代。

個人的には「一本のメガネだけで、すべてのシーンをカバーするのは難しい」と考えています。そのため、複数のメガネをシーンに応じて掛け替えるのが理想。まずは、これらのなかから、ご自身の役割やパーソナリティに合わせて自分にぴったりな一本を選んでみてください。

長谷川剛

長谷川剛

エディターやスタイリストが所属する、クリエイターグループ「Zeroyon」の責任者。男性向けファッション誌や情報誌、カタログの製作及び執筆を手掛ける。自身も学生時代からメガネを掛け続けるメガネ男子。個人的なフレーム選びの基準は“聞き上手になれる”デザイン。ZEROYON LABORATORY:http://www.zeroyonlab.com/blog