2016.02.15

健康
ギックリ腰かも?意外と知らない腰痛の種類と正しい対処法

間違った対処で悪化させないように!意外と知らない腰の痛みのこと 

誰もが一度は経験したことのあるかもしれない腰の痛み。ただジワジワ痛くなってくる慢性腰痛がほとんどですが、注意しなければならないのは、何かの拍子で突然激痛が走り、動けなくなってしまう通称「ギックリ腰」というものです。男性は女性に比べると筋肉が硬い人が多く、それによって関節の動きもかなり制限されやすくなります。さらに疲れが溜まってくると硬直が増し、その状態で重たい物を持ち上げようとしたり、無理な方向に捻ったりしてしまうと、ギックリ腰が起こりやすくなります。

ギックリ腰は病名ではない

ギックリ腰というのは急性腰痛症の俗称であり、どこの組織が損傷しているかによって対処の仕方が変わってきます。主に挙げられるのは関節・靭帯、骨、筋肉、神経といった組織です。なかでも重症となるのは骨と神経です。激痛が走るのですぐにわかりますし、本当に動けなくなってしまうので直ちに病院に行ってください。痛み止めと湿布だけでなく、腰を固定したり詳しい検査をしたりすることになるでしょう。

 

ズキッとなり、固まっている感じがするけれど動くことはできる。加えて、固まっている箇所の痛みが強いのであれば、関節、靭帯、筋肉のどれかを痛めたということになります。急性期と言われる受傷後48〜72時間は、患部を冷やすとよいでしょう。よく「腰はあっためた方が良いの?」とたくさんの方に聞かれるのですが、それは慢性腰痛の場合のみです。筋肉が固まっていることによって痛みが出ているのであれば温めるべきですが、最初から温めるのは逆効果です。

温めるよりもまずは冷やす

まずはアイシング。ビニール袋に氷を詰めて、平らにして腰の上に乗せて20分程度冷やしましょう。氷嚢や水枕など便利なものがあるならそれでもOK。

 

数日経ってズキズキする痛みが落ち着いてきたら、今度は動かし始めます。これも日常生活をスムーズにできるように戻るための大切なリハビリ。腰を丸めたり、捻ったり、反ったりしながら動きを出していきます。

また同じ痛みを繰り返さないために

最後に痛みなくストレッチができるようになったら、再発しないように筋力トレーニングを行います。しかし、すぐにガンガンと動かすわけではなく、まずは腹筋と背筋のバランスを整える前に、「腹圧」をあげて、お腹のコルセット代わりになる筋肉を鍛えます。鍛えるというよりも、普段使わなくなってしまっている筋肉を刺激して使えるようにするというところでしょうか。
やり方は簡単。鼻から大きく空気を吸って、そのまま息が続かなくなるまで口から息を強く吐き続けます。およそ7〜10秒程度長く強く続けることができればOK。たいてい運動をしていない人はすぐに息が切れてしまいます。10呼吸を2、3セット行います。

 

自宅でもできる簡単なストレッチと体幹のトレーニングはまた次回。腰痛予防だけでなく、締まったお腹も同時に手に入れてみませんか?

井上かなえ

井上かなえ

アスレティックトレーナー、PHIピラティスインストラクター

東海大学体育学部卒業、アメリカネブラスカ大学オマハ校大学院アスレティックトレーニングプログラム修了。NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)、PHIピラティスインストラクター。 高いパフォーマンスを要求されるビジネスマンも、アスリートと同じコンディショニングを取り入れてより快適な身体とライフスタイルを手に入れられるはず。簡単なトレーニングやメンテナンス、食事などのノウハウをお届けします。