2016.04.07

健康
ランナーはポカポカ陽気に要注意!

暑熱順化をしてランニングを快適に続けましょう

春のポカポカ陽気になってくると、外に出るのが楽しみになりますね。
でも、寒い冬の間中ランニングを続けていた人は、意外に「暑さ」に苦しむことがあります。冬から春、春から夏への変わり目では、体がうまく順応してくれない時期が訪れるものです。しかし、ここで挫折しないでください!1週間ほど辛抱すれば、暑さに体が慣れて、辛さは和らいできます。これを暑熱順化といいます。暑熱順化を積極的に行うには、汗をしっかりとかくことです。寒い日でも少し厚着をして走ったり、暖かいスポーツジムで走ったり、サウナに入るのもアリですね。

 

そもそも、人間は汗腺という冷却システムを備えています。しかも、これは人間だけがもっている特殊な機能です。他の哺乳類は汗腺がほとんどなく、汗で体温調節をすることはできません。ではどうするかというと、口から温まった空気を吐いたり、舌を乾かしてその気化熱で体を冷やす程度なのです。暑い日に犬と一緒に走っていて、犬が走れなくなってしまったら、文字通りオーバーヒートなのです。つまり、人間は長距離を走るための特殊な才能を持っているのです。

 

人間が暑さに強い秘密はもう一つあります。それは直立歩行です。4足歩行の動物に比べて、日光に当たる面積が少ないので体が温まりにくいのです。
もしかすると、長く走り続けることは人間が最も得意とする行為なのかもしれません。そう考えたら、走るモチベーションは湧いてきませんか(笑)。

 

近年は人間も熱中症になる危険を取りざたされていますが、これは、温暖化のせいだけではなく、人間本来の機能が十分に発揮できていないという側面もあるのではないでしょうか?
猛暑日の日中に走るのはさすがに厳しいかもしれませんが、季節の変わり目に多少暖かい日が続いてもランニング数回分我慢すれば、ぐっと楽になってくるはずなので、少しだけ辛抱してくださいね。大切なのは継続することです。

綾小路浩二

綾小路浩二

スポーツ系エディター

スポーツ系雑誌の編集長として15年のキャリアを持ち、書籍や映像、ウェブサイトなどのディレクションも行う。スポーツは観戦よりも実行派のプレイングエディター。グッズやテクニックに関心が高く、まずは格好から。また、テクニックを極めるためのボディワークにも興味津々。