2016.04.11

健康
「四十肩」「五十肩」にならないために!痛み知らずの肩をつくる簡単な運動習慣

デスクワークでカチコチに固まった肩を、そのままにしていませんか?

ひと昔前は、「四十肩」「五十肩」というように加齢による体の部位の老化が原因で、肩の痛みが出ると言われていました。この病名は通称であって、正式には「癒着性関節包炎」といいます。しかし、近年では20代、30代の方達にも同じような症状が見られるようになり、子供でもリスクがあるといいます。肩の関節包が固まって周囲に張り付いてしまい、ロックがかかっているような感覚が起こって、ほとんど肩を動かせなくなってしまいます。そこで無理やり動かそうとすると、今度は筋肉や腱を痛めてしまう悪循環に陥ってしまうのです。

「四十肩」「五十肩」になってしまったら?

病院に行き専門の施設でリハビリをすることをオススメします。残念ながら、自然治癒をすることはほとんどなく、年齢を重ねるごとにどんどん悪化してしまうことも少なくありません。整形外科で注射をしてもらって痛みを紛らわせることを繰り返していても根本的な原因は解決されていません。しっかりと専門家の指導を受けましょう。

 

重要なのは、未然に防ぐことです。あなたの生活習慣が近い将来四十肩になることを助長させている可能性があります。日常的に肩まわりを使うような運動量の多い仕事をしていれば話は別ですが、そうでない人にとっては、急務といえるでしょう。

デスクワークの合間にしっかりと肩まわりもストレッチを

デスクワークをしていると、首まわりの緊張を生じることが多いので、肩まわりはあまり気にならないかもしれません。しかし実際には、首まわりの緊張を和らげるためにも肩をしっかり動かしたりストレッチしたほうが、首まわりのマッサージやストレッチするより効果が高いのです。なぜなら、肩こり首こりは肩関節自体の動きが悪くなることで起こることが多いからです。肩から先の上腕や前腕から血液を送り出すことで肩、首の血行を促進することができます。1時間に1度くらいは、パソコン作業で固まった肩を回したり、背伸びをしたりして緊張をほぐしましょう。

 

あとは腕を使うスポーツをしたり、しっかりとトレーニングを行って肩まわりの筋肉を使う機会を増やしたりことがいちばん重要です。テニス、バレーボール、バドミントン、ボルタリングなど腕を高く上げる必要のあるスポーツが良いですね。このとき、できれば利き手ではない手を使って練習してみるのも、肩の痛みを予防する方法といえます。ジムに行ってしっかりとトレーニングをするなら、肩のトレーニングはマシンを使って色々とできますが、中でも背中のトレーニングを多く取り入れましょう。普段のデスクワークによって背中が丸くなり、筋肉が固まって猫背になっている状態でトレーニングをしても、逆に肩の痛みを招いてしまう危険があるからです。理のない程度にマシントレーニングをしても、十分に効果は期待できます。

 

肩まわりは老化によって痛みを引き起こしやすいだけではなく、筋肉が小さくなってくるととてもひ弱に見えてしまいます。カッコ良い大人の男性を演出するためにも、肩まわりの運動習慣は必須です。できることから意識してみませんか。

井上かなえ

井上かなえ

アスレティックトレーナー、PHIピラティスインストラクター

東海大学体育学部卒業、アメリカネブラスカ大学オマハ校大学院アスレティックトレーニングプログラム修了。NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)、PHIピラティスインストラクター。 高いパフォーマンスを要求されるビジネスマンも、アスリートと同じコンディショニングを取り入れてより快適な身体とライフスタイルを手に入れられるはず。簡単なトレーニングやメンテナンス、食事などのノウハウをお届けします。