
できる男の「お座敷でのマナー」
「和の心得はぜひ身につけたい」
日本料理だから、と普段の慣れでついマナー違反をしてしまいがちなお座敷席。窮屈になる必要はありませんが、大事なお席では先ずはここだけは押さえておいてくださいね。
あいさつの仕方は?
お座敷での相手へのあいさつは座って行います。立ったままのあいさつは相手を見下ろすことになるので必ず腰を下ろしてからにしましょう。座布団をすすめられてもすぐには座らず畳の上であいさつをします。ご主人が後から来られた場合はいったん座布団から降りてあいさつをするのを忘れずに。
座布団の座り方には注意
お座敷に通された際に足で座布団を踏むことはご法度です。腰を下ろす時、立ち上がる時、無意識に足で座布団を踏んでいる人は意外と多いものですが、これはお行儀が悪い行為。
座布団に座る時は、先ずは座布団の下座側に座ってから立て膝でさっと移動するのが基本マナーです。
お座敷で上着を脱いでもいいの?
これはOK。窮屈な背広のままで最後まで食事を進めるより、場が和んだあたりで上着を脱いでも失礼にはなりません。お互いに楽に打ち解けましょうよ……という合図にもなります。ただし、これもタイミングが大事です。席について いきなりでは砕けすぎです。
会席者の緊張も解けて寛いだ空気になるのはちょうどお刺身が出るころです。周りに配慮してひと言「失礼いたします」と声をかけるとスマートです。