男たちの永遠の憧れ、ジャッキー・チェン

身近で、笑えて、でも強い。テレビで出会ったアクションスターの映画は傑作揃い!

40代前半の男性に「あこがれの映画スターは?」というアンケートを取ったら、かなりの高確率でジャッキー・チェンが上位に入ってくるでしょう。もしかしたら1位になるかも。それくらい、この世代のジャッキーへの思いは強いんです。

 

多くの人は、ジャッキーにテレビで出会ったはず。80年代、テレビの洋画劇場で見た『スネーキーモンキー 蛇拳』、『ドランクモンキー 酔拳』、『ヤングマスター 師弟出馬』などなど……。テレビで見ていたせいもあって、僕らはジャッキーの映画といえば石丸博也さんによる吹き替え版のほうがしっくりきたりもします。

 

アクション映画といえば、主役は熱血漢もしくはクール。ストイックなイメージも。そんな中、ジャッキー映画が圧倒的に新鮮かつ身近に感じられたのは、コメディの要素もあったから。もともと強いんじゃなく“ダメな奴が修行して強くなる”ところがイイんですね。人懐っこい笑顔も魅力的で、女性ファンが多かったのも特徴です。当時は日本語の歌まで出してました。

 

もちろん当時の小学生は、学校で修行シーン、バトルシーンのマネしてました。蛇拳のポーズも酔拳のポーズも今だってできます。ジャッキー映画といえば時計台から生身でで落ちたりの超デンジャラスなスタントもおなじみ。僕らもむやみに高いとこに駆け上がったりしたもんです。これは今はできませんが……。

 

そしてジャッキーが偉大なのは、今に至るまでずーっと面白い映画を作り続けていること。『プロジェクトA』、『スパルタンX』といった80年代の傑作はもちろん90年代には『ポリス・ストーリー3』の超絶アクションでジャッキー映画から“卒業”しかけていた僕らのド胆を抜き、さらにはハリウッド進出にも成功しました。1954年生まれということは今年61歳ですが、ジャッキーは永遠の憧れ。エンドクレジットのNG集も最高でしたねぇ。

橋本宗洋

橋本宗洋

フリーライター

1972年、茨城県生まれ。格闘技、プロレスなどを中心に執筆。たまに書籍の編集や映画の取材も。アイドルのライブに行ったり深夜ラジオ聴いたりで、好きなものが中学生の頃からあんまり変わってない40代。