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[男のコーヒー学]有名ブランド「豆」知識5選(苦み・コク編)

2016/08/19

有馬 敏浩

コピーライター

有馬 敏浩

男の美学を追求する東京下町在住の育メンライター

酸味とは違う風味、コーヒーの“苦み”と“コク”を楽しむ

コーヒーの味の特徴として、“苦み”や“コク”が挙げられます。しかし、“苦み”や“コク”は、焙煎方法や淹れ方によって引き出されるもので、コーヒー豆のセレクトで“苦み”や“コク”を特徴づけることはできません。特に“苦み”については、焙煎によってできる豆の焦げがその正体で、コーヒー豆を焙煎するほど苦みが増していくわけですが、その苦み成分の生成については、通常の食品よりさらに複雑なもので、未だ解明できない神秘的なものとされています。そこで今回は、酸味を抑え、“苦み”と“コク”を楽しむためにピッタリのコーヒー豆ブランドをピックアップして、ご紹介していきます。

日本で愛飲されているコーヒー豆の主な原産国と特徴
[マンデリン]

今年5月より新型ドリップマシンを導入し、コーヒー提供にさらに力を入れているミニストップがこの夏に選んだコーヒー豆ブランド。苦みとコクと言えばまず挙げられる王道ブランドでしょう。インドネシアのスマトラ島の一部でのみ生産されている高級銘柄で、深いコクとほろ苦さのバランスが楽しめるエキゾチックなコーヒー豆です。産地には世界有数のカルデラ湖「トバ湖」があり、この銘柄は「マンデリン・トバコ」と呼ばれています。

[ブラジル]

ブラジル産のコーヒー豆。軽快な香りが特長的でコクと苦みのバランスが良く、他のコーヒー豆との味の相性がいいため、ブレンドコーヒーのベースとして多く使われています。ブラジルは生産量・輸出量とも他国から群を抜いたコーヒー豆の生産国。コーヒーブームの影響からバリスタとなって一旗あげようという若者が増えてきており、近年はさらに豆の栽培に力を入れています。

[トラジャ]

生産国はインドネシアのスラウェシ島。標高1,200m以上の山岳地帯で日中の温度差が15度以上という厳しい環境の中で育てられています。かつてはオランダ王室御用達に選ばれるほどの評価を受けていましたが、インドネシア独立後に衰退。このままでは傑作とされるコーヒーが失われてしまうと1970年代より生産援助を行ったのが、日本のキーコーヒーでした。厳選された最高級トラジャ豆がキーコーヒーの代表ブランド「トアルコトラジャ」となります。

[ケニア]

特にヨーロッパで愛されるケニア共和国産のコーヒー豆ブランド。日本でもコーヒー通の男性からの人気が高い品種です。生産体制の研究が古くから行われており、全般的に品質が良い。味わいは焙煎度合によって表情を変え、深めの焙煎で豆本来が持つ奥行きのあるコクが楽しめます。豆そのものがしっかりしているので深い焙煎に耐え、アイスコーヒーのブレンドのメインやカフェオレなどに向いています。

スターバックスが限定販売した高額コーヒー「ゲイシャ」

2004年にパナマで開催された品評会で当時の最高落札価格を記録したことで一躍有名となったゲイシャ。「芸者」ではなく、エチオピアにある村が名前の由来で、ゲイシャ種としてコロンビアに渡りごく僅か栽培されています。日本では、スターバックスが2012年にコスタリカ産を一杯1,998円で期間・店舗ともに限定販売したことで有名に。2014年にパナマ産、2015年にはコロンビア産「コロンビア セロ アズール」を同じく限定販売しています。
ビジネスマンとしてコーヒーネタは持っていて美味しい。少々お高くても、この苦みとコクを知っておく価値はあるでしょう。残念ながらスターバックスから今年の販売の予定は発表されていませんが、味わうチャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

 

次回は、チェーン店とは一線を画す喫茶店のプロの味をクローズアップ!
大量生産にはできない渾身の一杯をご紹介します!

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