40代独身男性が、意中の女性を口説くには? 前編

お相手がどんな若い美女でも、おじさんにはおじさんの戦い方がある

先日、40代独身男性Aさんの相談に乗りました。どうやら、「女性をどうやって口説くのか忘れてしまった。」とのこと。昔は出会いもチャンスも多く恋愛に事欠かなかった彼も、プレイングマネージャーとして仕事に没頭していたらいつの間にか40代。「気づけば周囲は家族持ちか、恋愛も結婚もあきらめてる感じの同世代ばかりになった。」とおっしゃいます。

 

長いこと使わなかった筋肉はいつしか脂肪に変わり、「素敵な女性見つけた!」と思っても、体は瞬時に起動できぬもの。私も40代になってから、その切ない「脳→起動のタイムラグ」を、恋愛以外でいっぱい経験しているのでよーくわかりますとも。

 

でも40代男性、まだまだ行けるはずよ!と、安請け合い&応援したのもつかの間。彼にターゲット女性のタイプを窺えば、「28歳、長沢まさみ似の美女」とおっしゃって、私は膝から崩れ落ちるのでした。

 

「ブルータス!おまえもか!」

 

我々女性は、10代はイケメン、20代は仕事ができて尊敬できる人、30代は安定している人、40代は素直な人、というように、加齢と共に異性の趣味も成長します。ところが君たちときたらどうだ!

 

以前SNSで拡散された「男女の違いを表したイラスト集」で、女子はアニメからドラマ、恋愛映画と成長するのに、男子は大人になってもずっと変わらず「ドラゴンボール」を見てるという「あれ」はガチのドキュメンタリーだったのでありましょうか。聞けば、彼は20代から女性の好みは殆ど変わっていないとの事。一瞬、口説く方法よりも、「彼をマインドコントロールして好みを変更したほうが手っ取り早いのではないか?」と、私の中の悪魔がささやきましたがそれも面倒そうなのでやめました。

 

最初は、「口説く?そんなの好意を伝えればええやん。」「相談とか乗ってあげればよかよか。」と適当に答えていた私ですが、そんな競争率高そうな美女(競合相手は20代からお金持ちな50代まで予想される)を未だに狙っていたとは!と急に素面になり、40代男性が「ドラゴンボールのキミ」を口説く方法を真剣に考えましたのでここにまとめます。(Aさん、まとめたからしっかり読んで!)

 

先ずは40代男性が「口説く」という行為自体、大変にセンシティブなものであると自覚してください。イージーに若かりし頃の成功体験を繰り出してみたり、確率を上げようと同時多発的に色々な女性を口説いたり、20代がやったら「あのバカ」ですみますが、40代がやったら「変質者」になる地雷があちこちに埋まっています。でも、その分勝算があります。

 

多くの20代の女性にとって、5歳以上年の離れた男性や年下男性は恋愛の対象外になりやすい。それなのに、「男らしく告白するのが一番!」などと相手の事も考えず、早々に好意や思いを伝えてしまう。これは、大人としては一番やってはいけない口説きパターンです。

 

先日、イベントに来てくれた30代男性から、「僕はすぐに思いを伝えるタイプなのですがうまくいきません。」という質問を受けました。確かに、早い段階で「好きです!」と伝えるのははっきりしているし、一見男らしく見えます。しかしながら、お相手の彼女の事をあまり考えてはいない。恋愛に発展するコミュニケーションをさぼって、「僕は気持ちを伝えたから。」と彼女に二人の今後のジャッジを丸投げするようなものです。

 

元々自分に好意がある相手なら有効ですが、「嫌いじゃないけど未だ恋愛対象としては見ていない。」「どんな人かわからないから食事に行ってみた。」レベルの女性たちにとっては「いきなり」のプレッシャーであり、結果玉砕する確率が高く、このようなミスは若い男性ほど犯しがちです。彼らは経験値が低いため、女性の自分への好意レベルが読めないし、若いからこそ性急に白黒つけたくなるからです。(*草食系男子は除きます。)

 

そこで「機をみて」「お相手の好意レベルを読めて」「熟すのを待てる」のが、我々40代の正攻法でありましょう。

 

ターゲットである20代後半の女性とは、男性から見たら性的強者であり、美女であれば尚更「向かうところ敵なし」な存在とお思いかもしれませんが、彼女たちの本当はありとあらゆることに心が揺れているお嬢さん達です。仕事、結婚、出産、恋愛、転職、美容、婦人科系の病気などの悩みを、優先順位がつかぬまま、うっすら不安なまま抱え日々を過ごしています。悩むことに疲れてる彼女たちは、いつも「ここではないどこかへ誰かに連れて行ってもらいたい」と思いがち。その、「ここではないどこか」で一番手っ取り早いのが「恋愛ワールド」であり、「強烈に人を好きになる事」だったりするのです。

 

ところが、今や男性たちまで「誰かにロマンスを仕掛けられたい。」と思っている仕掛け人側の超人材難。受給のバランスが取れていない状態です。結果、シチュエーションを用意し、相手をリラックスさせ、急がず、慌てずお相手の恋模様を染められるのは、既婚不良おじさまだけだったり致します。

 

40代独身ならばここを狙わぬ手はありません。次回、具体的に恋心に着火させる方法を書きたいと思いますので、しばしお待ちを。

 

川崎貴子

川崎貴子

リントス株式会社代表取締役

リントス株式会社代表取締役。1997年に女性に特化した人材コンサルティング会社ジョヤンテを設立後、1万人を超える女性をフォローしてきた。「女性マネージメントのプロ」との異名を取る。メディア取材執筆多数。婚活結社「魔女のサバト」、共働き推奨 婚活サイト「キャリ婚」(https://carricon.jp 男性完全無料)主宰。 著書に『我がおっぱいに未練なし』(https://www.amazon.co.jp/dp/4479783997 大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(http://www.amazon.co.jp/dp/4584136335 ベストセラーズ)、『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(https://www.amazon.co.jp/dp/4062729458 講談社) 、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(https://www.amazon.co.jp/dp/4862804829 総合法令出版)、『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(http://www.amazon.co.jp/dp/447979493X 大和書房)、『上司の頭はまる見え。』(http://www.amazon.co.jp/dp/476319707X サンマーク出版)がある。ブログ「酒と泪と女と女」など連載も多数。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザー。