2016.09.02

健康
体幹主導で走れば、いいことずくめ

体幹について、間違った認識でいませんか?

前回、「ランニングは足だけで走るのではなく、全身運動です」といった内容の原稿を書きました。その全身運動の要になってくるのは、何と言っても体幹(コア)ですね。前回は上半身と表現しましたが、その中でも中心的な役割を担うのが体幹ということです。

 

「スポーツには体幹が大切」といった考え方は、すっかり定着してきたと思います。しかし、体幹がどうして大切なのかについての認識には、かなりばらつきがあるのが現実ではないでしょうか。

 

一般の方のイメージは「体幹は強くなければいけない=固めなければいけない」ではないでしょうか?体幹を固めれば、それを土台にして安定した姿勢が保てると。だから、筋トレをしましょうと。しかし、事はそれほど単純ではありません。まず、体幹は固めてばかりではパフォーマンスは発揮できません。運動の最中、体幹だって手足と同様に動き続けているのです。体幹を固めて手足を動かすのではなく、体幹が先行して動き、それに連動して手足も動くというのが、正しい理解かと思います。

 

例えば、ランニングでは体幹を固定して脚を動かすというイメージではなく、まず最初に体幹が動き出してその後に足がついてくると考えてください。もちろん、投球などの上半身主体の運動も同様です。体幹を固めて腕でボールを投げるのではなく、下半身、体幹、腕を連動させて投げるという動作を行うことが大切なのです。

 

このような複雑な動きをする体幹を鍛えるために単純な腹筋運動だけでは足りるはずもありません。そうなってくると一生懸命腹筋をやっても意味がないんじゃない?なんて声が聞こえてきそうですよね。でも、本当にそうかもしれませんよ(笑)。「トップアスリートでもない限り、筋トレして筋肉のバランスを崩すよりも、スポーツの動きはスポーツで鍛えるのが一番」というトレーナーもいらっしゃいます。

 

では、ランニングにおいて体幹をしっかり鍛えるような走り方とはどういうものなのでしょうか。それが、前回も話題にした、足の仕事を極力減らす走り方になります。つまり、足が細くなるだけではなく、お腹周りも引き締まって、立体感が出てくるということですね。

 

なんか、いいことずくめですね。ランニング。
正しく走ればナイスな体型に変身できますよ。さぁ、今月もたくさん走りましょう。
前回の記事を読んでいらっしゃらない方はこちらをご覧ください。

綾小路浩二

綾小路浩二

スポーツ系エディター

スポーツ系雑誌の編集長として15年のキャリアを持ち、書籍や映像、ウェブサイトなどのディレクションも行う。スポーツは観戦よりも実行派のプレイングエディター。グッズやテクニックに関心が高く、まずは格好から。また、テクニックを極めるためのボディワークにも興味津々。