2016.09.06

健康
頭と首の位置がずれているかも?偏頭痛や肩こりの原因ストレートネックを改善しよう

手遅れになる前に!まずは自分でできる3つの予防法に取り組んで

街を歩いていると、老若男女構わずとっても気になることがあります。
それは、みなさん頭が重そう!首が痛そう!!ということ。

 

この、頭が本来の重心線から前に出た状態を「頭部前方変位」といいます。頭の重さを首の筋肉だけで支えている状況です。気づかないうちに「頭部前方変位」になっている人も多いです。

「FORWARD HEAD POSTURE」『The Chiropractic Resource Organization』

ずっとこの状態を続けているといつしか身体が適応していき、「ストレートネック」になります。ストレートネックとは、本来頚椎の骨たちはやや前に向かってカーブしているものが、首の筋肉の緊張に引っ張られ、頭の重さに押し潰れてずれていき真っ直ぐになってしまいます。本当はカーブしているものが真っ直ぐになるということは、カーブしている隙間にあった組織は、骨と骨に挟み込まれるという状態に陥ってしまいます。その組織が、「血管」と「神経」なんですね。

 

神経が挟み込まれると、首、肩、腕まで痺れをもたらす事がありますし、場合によっては麻痺も起こってしまいます。自覚が出てくる段階では、症状はかなり進行していると思ってもいいくらいです。

 

また、血管が挟み込まれると、そこで押しつぶされるような状態になるので、 うっ血が起こり浮腫みやだるさが首〜頭にかけて起こります。

 

偏頭痛の原因は、こういった神経血管系の圧迫によるものも少なくありません。どういったことに気をつければいいのでしょうか?まずは普段からできる予防法3つご紹介します。

1. 頭の位置を常にチェックする

あなたの頭は、いまこの時点でどこにありますか?横から鏡で自分の姿を見てみてください。耳の穴と肩のいちばん出っ張っているところ(肩峰といいます)は同じライン上であるのが理想的です。さらにいえば頭は常に骨盤の真上にあるのが望ましいので、座っている時、立っている時、ときどき自分の重心と頭の位置を確認することをオススメします。
ちなみに、重心はおへそのやや下に位置しているので、骨盤のちょうど中心になります。

2. スマホを覗きこまない

世の中でいちばんよく見かけるダメな習慣だと思っています。スマホを覗き込む姿勢がストレートネックを作り上げるいちばんの元凶かもしれません。
きちんと音読をするように、少し顔から話してスマホの操作をしましょう。よりカッコよく、スタイリッシュにスマホの操作をしている男性は自然と姿勢がよく覗きこんではいません。少しだけ首筋を伸ばして後頭部を顎で押し付けるように、そして脳天が天井に引っ張られるような意識で頭の位置を保ちましょう。

3. パソコンの画面、デスクトップの位置を最適なポジションに変える

これは、環境を変えるいちばん効果的な方法だと思います。マイデスクがある方、デスクトップのパソコンを使っている方は特に、しっかり姿勢よく身体が保てる位置を確保した上でデスクの高さやパソコンの画面の向きなどを調整しましょう。仕事ありきの身体ではなく、身体ありきの仕事なのです。身体を必要以上に酷使してパフォーマンスを下げることは控えましょう。

 

いかがでしたか?ここでは簡単な予防法をご紹介しましたが、次回はより具体的にコンディショニング方法をお伝えしていきたいと思います。マッサージやストレッチも効果がありますが、自分自身で気をつけなければ元も子もないのです。まずは自分でできることから、はじめてみましょう。

井上かなえ

井上かなえ

アスレティックトレーナー、PHIピラティスインストラクター

東海大学体育学部卒業、アメリカネブラスカ大学オマハ校大学院アスレティックトレーニングプログラム修了。NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)、PHIピラティスインストラクター。 高いパフォーマンスを要求されるビジネスマンも、アスリートと同じコンディショニングを取り入れてより快適な身体とライフスタイルを手に入れられるはず。簡単なトレーニングやメンテナンス、食事などのノウハウをお届けします。