40代独身男性が、意中の女性を口説くには? 後編

意中の彼女の好意を勝ち取る方法

前編では主に「心構え」を、中編では「気になる存在に昇格する方法」と、2か月に渡って中弛み気味の連載ですがとうとう最終回でございます。仕上げには、「意中の彼女の好意を勝ち取る方法」について書きたいと思います。どうしても、何としても、「若い美人が好き」な40’sLIFEな同胞たちよ!覚悟はよろしいでしょうか?

「若い美人が40歳男性に望むこと」を腹に落として臨むべし

どんなに気持ちは20代のままであろうとも、我々は外部から見られればまごう事無き「おじさん、おばさん」である事はこの連載で何度も何度も書いたし、周囲にも口をすっぱくして言い続けて参りました。それなのに、好みのタイプの若い美人に対峙するとどうでしょう。
・機嫌悪く押し黙る。
・若いノリについていけてるとアピール。
・地位や金や持ち物や人脈をひけらかす。
・「つきあう」とか「デートする」という決定権は女性に委ねる。
・批判的、分析的、客観的な態度を貫く。
というような、女性達に「私の事嫌いなんだな」と思われて当然の奇行例が、「若い美人達」より数多く報告されています。例のいくつかは、「同世代もしくは年下男性だった場合OKなこともある。」とは、彼女たち談。

 

しかし、年上男性だとしたらほとんどがアウト、だそうです。アラサーの女性が40代男性に求める姿からは大きくかけ離れており、好意を勝ち取るどころか「変なおじさん」カテゴリーに入れられる羽目になると。人生経験、社会経験、会話力、包容力、デート力・・・。この辺りの全てにおいて、「さすが、40代男性は違うわ」と、アピールせずともお相手が気づいてしまう。好意を伝える段階に関しては、ここは是非とも押さえて臨むべきところですので以下にまとめたいと思います。

1. リラックス環境を作るべし

二人が初めて食事をする際には、無理に二人きりになる必要はありません。彼女との距離が未だ遠くて彼女が距離感に迷いがありそうな場合、「〇〇も誘おうか?」と、次回の二人きりのデートの布石として共通の友人を入れるのもありです。

 

当日に何系が食べたいか?他、苦手なもののみリサーチして、お店は速やかに予約致しましょう。お店は一流有名店じゃなくてもいいので、彼女たちが同世代男性たちとは普段行かない程度のクラス、尚且つご自身が何度か行ったことのあるお店で、お薦めが解っている所が望ましいです。彼女がメニューに迷っていたら、是非お薦めを絡めて決めてあげてください。

 

彼女たちと同世代の男性たちは、草食率も高いし男女平等で、女性をレストランでエスコートすることに慣れていません。レディファースト、コートを脱がせてあげる、段差で手を貸す等は、例え和食の店だとしてもぬけぬけと繰り出しちゃいましょう。

 

二人きりで行く場合、ダウンライトの落ち着いたムードのあるお店が吉で、できたらバーカウンターの様な横並びで座れる所が視線も合わずに一番リラックスできるのですが、大抵のレストランではそうはいきません。テーブル席の場合は対面ポジションではなく、変幻自在ポジション(四角いテーブルの辺と辺が隣りの場所に座る)で座り、視線を外しやすく横顔で話ができると彼女の、更にはご自身のリラックス度が上がり好意を伝え(受け取り)やすくなります。

2. 褒めるのは「後天的に身に着けたところ」にするべし

「若い美人な彼女だから、さぞや色々な男に褒められているに違いない。だから俺は褒めない。」という訳の分からない差別化は愚の骨頂です。確かに彼女は、何度もその美しさに関して褒められてきたことでしょう。しかし、そこを無視するのも大人げない行為。彼女が先天的に持っている美しさや雰囲気はあいさつの様にさらっと褒めた上で、彼女が後天的に自ら身に着けたであろう「良いところ」を重点的に褒めてさしあげましょう。

 

「何系が食べたいかラインした時すぐに返事をくれて、その文面からも誠実で礼儀正しいお嬢さんだな、と思った。」とか、「この前皆が揉めた時、周囲を気遣ってその場を収束させてたよね。優しくて賢い女性だなぁと憧れました。」など、見た目以外の彼女の良いところなど、好きならいくらでも思い出せる筈。後はそれをいけしゃあしゃあと言語化する癖をつけるだけです。自己肯定感が低すぎる女性以外、「褒めてくれた。」「他の人が気づかない、私の頑張っている所を解ってくれた。」は、とても嬉しいものです。逆に、初デートレベルで彼女の髪の毛やスタイルに固執して褒めるのは「おじさんくささ」が一気に漂いますので注意いたしましょう。

3. 短期ではなく、長期ビジョンで「あなたの事が知りたい」を出すべし

もっと若いころは、「おじさんと美味しいもの食べられてラッキー♪」的な考えだった女性も、28歳に差し掛かるとどんな美女でも将来の事を考え始めます。逆立ちしても結婚につながらないようなお相手とデートしてる場合ではないのです。

 

そこで、デート相手が遊び目的か否かを冷静に見極めようとします。2.で注意勧告した「スタイルを褒めまくる」は、おじさんくさい褒め方というだけではなく、とにかく短期単発でもいいから口説きたい」というメッセージ性を帯びるのでアウトなのです。

 

逆に、すぐ結婚とまでは行かずとも「是非長期的にお付き合いしたい」というお相手に対しては、「彼女がどんな子供だったか」とか、「今はどんな悩みがあるのか?」とか、「将来はどういう夢をもっているのか」等、人間としての彼女をまるっと知りたい筈です。質問攻めにするということではなく、優秀なインタビュアーよろしく、興味関心を持って彼女の話を深堀して聞いてあげれば、遊び目的と誤解されずに信頼と好感を得られやすくなります。

4. ロマンティックな言葉はLINEで送るべし

どんなに年齢を重ねても、我々日本人はロマンティックと相性が悪いように思います。ロマンティックな言葉を言う側も、受け取る側も慣れていないにも関わらず強引に繰り出す必要はありません。ただ、文章ならば行けるということが、過去の偉人たちの公開されたラブレターで実証されています。実際に顔を見ながら言われると互いに照れくささが邪魔をしたりしますが、文字で送るとより良い妄想を相手に抱かせる効果があるのです。

 

知り合いのアラサー美女は、2,3回楽しくお食事した相手から「〇〇さんに似てる花を見つけたので初めて自分用に買ってしまいました。」「ちょっと恥ずかしかったけど。」という言葉と一輪の美しいラナンキュラスの写真がLINEで送られてきたそうです。デート中は「良い人」「楽しい人」だったけれど、その短い文と綺麗な写真を嬉しくて何度も眺めていたら恋に落ちていた、と。言えぬなら書く。長い文章は必要ありませんが(逆に怖い)、「会っていない時にもあなたの事を考えていますよ。」をリアルタイムに伝えられるLineやメッセンジャーは有効活用致しましょう。

最後に:過剰な執着を捨てるべし

「ちゃんとデートを演出し、好意を伝えましょう。」と長々と書いてまいりましたが、「必死さ」や「過剰な執着」を見せてしまうと、折角生まれそうな恋も壊れてしまうのが男と女の難解な所です。

 

時期を見たり、お相手の状況を鑑みたりはもちろんの事、自分の決め事(例、デートを二回断られたらもう誘わない、など)ではなく、自身の洞察力を研ぎ澄ませて判断し、お相手と対峙する必要があります。それには、日頃から、「執着の無い振り」ではなく、「過剰な執着を手放していく」という大人の自覚と心の訓練が必要不可欠に思います。

 

「何度も口説かれているのに執着されている気がしない。」

 

若い美女達が口々に言うセリフ。難しい事を言うようですが、小僧たちには真似できない「大人の男の色気」、その正体とはまさにこれではないでしょうか?

 

以上、頑張る同胞にエールを。
健闘を心よりお祈り致しております。

川崎貴子

川崎貴子

リントス株式会社代表取締役

リントス株式会社代表取締役。1997年に女性に特化した人材コンサルティング会社ジョヤンテを設立後、1万人を超える女性をフォローしてきた。「女性マネージメントのプロ」との異名を取る。メディア取材執筆多数。婚活結社「魔女のサバト」、共働き推奨 婚活サイト「キャリ婚」(https://carricon.jp 男性完全無料)主宰。 著書に『我がおっぱいに未練なし』(https://www.amazon.co.jp/dp/4479783997 大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(http://www.amazon.co.jp/dp/4584136335 ベストセラーズ)、『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(https://www.amazon.co.jp/dp/4062729458 講談社) 、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(https://www.amazon.co.jp/dp/4862804829 総合法令出版)、『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(http://www.amazon.co.jp/dp/447979493X 大和書房)、『上司の頭はまる見え。』(http://www.amazon.co.jp/dp/476319707X サンマーク出版)がある。ブログ「酒と泪と女と女」など連載も多数。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザー。