2016.11.04

ビジネス
B to C が優秀な日本。

果たしてUber といった C to C ビジネスは根付くのか?

ここトロントでは、Uberはすっかり日常の足となっています。Uber はお客が乗車後、ドライバーを評価するシステムを導入しています。お客は車を呼ぶ時に、このドライバーの評価を見る事ができるのです。そのためか、Uberのドライバーのサービスの質はとても高く、また自分の車のため、大抵、車内もとてもきれいです。一方、既存のタクシーの接客はというと、正直なところとても質がいいとは言えません。ごくまれに親切なドライバーはいるものの、そういう人に当たる確率は、宝くじに当たるような確率です。実際、Uber を利用する理由として、もちろん価格の安さをあげる人も多いのですが、タクシーと比べてサービスが断然にいいという人は多いのです。一方、日本の接客サービスはとても優秀です。これははっきりと言い切れます。タクシーに限っても、もちろんたまにサービスレベルの低いドライバーはいますが、海外に比べると断然、日本のタクシードライバーの接客レベルは高いと思います。

 

タクシーは B to C 、会社から個人消費者へのサービス提供です。一方、Uber はC to C 、個人消費者同士のサービス提供です。私の住んでいるトロントでは、この B to C にサービスの質は期待できません。例えば、宅配サービスにしても再配達システムがひどいので、先日もネットで買った商品が2ヶ月も届きませんでした。トロントではB to C のサービスが悪いために、サービスの良いC to C の需要が高くなるのです。

 

利便性や料金設定もとても魅力的なC to C ビジネス。間違いなく今後日本でも益々広まる可能性があると期待しています。しかしながら、サービスの質が C to C ビジネスの飛躍に大きく貢献しているカナダに対し、B to C のサービスは世界一と言っても過言ではない日本のマーケットにおいては、C to C ビジネスの参入は他国より安易では無いと私は考えます。

 

写真は、私が好きなグラフィックアートとKimono Discovery in Toronto ーWA!i WA!i Japanにて。
先日、カナダ・トロントで着物普及イベントを開催しました。

加藤豊紀

加藤豊紀

Creators' Lounge Inc.(Founder / Chief Executive Officer)

1985年生まれ。Creators' Lounge Inc. Founder兼CEO 元警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。 カナダのトロントを拠点に、企業のマーケティングやプロモーション支援の事業を中心に展開する。 また国際的なクリエイティブ・コミュニティを形成するということを念頭に、アート関連の人材・知識をビジネス関連分野で活かせるような場の提供を行う。