2016.12.02

ビジネス
グローバル人材という言葉を北米で考えてみた。

英語ネイティブではない日本人だからこそ、グローバル人材になれるチャンス!

グローバル人材と聞いて、真っ先に思い浮かべるスキルはなんですか?多くの人がまず「英語」が頭をよぎるのではないでしょうか?もちろん海外に出ていくためには英語は話せた方が、あらゆる場面で役に立つのは間違いありません。しかしながら、北米で実際に生活をはじめ、気づいた矛盾があります。それが英語ネイティブの人たちが、必ずしもグローバル人材なのかという事です。

 

ご存知のとおり、カナダの公用語は英語とフランス語です。フランス語と言っても、私の住むトロントでフランス語を流暢に話せる人はほとんどいませんが。では英語が母国語のカナダ人は果たしてグローバル人材なのでしょうか?カナダ人でも国外で仕事をした事がない、海外旅行にも行った事もない人がかなり多いです。特に都市部を離れるとその割合は圧倒的に増えます。英語が完璧に話せるのに、グローバル人材ではないのです。では、グローバル人材に本当に必要なスキルとは一体なんなのでしょうか?

 

私はグローバル人材に必要なスキルとは、柔軟性、適応能力だと考えています。その土地でビジネスをしたければ、その場所のルールや文化を尊重しなければなりません。日本のことわざにもあるように、郷に入れば郷に従えです。そして、英語ネイティブではない日本人は、ありとあわゆる手段で、ボディランゲージや、スマートフォンで翻訳機能などを使いコミュニケーションを取るために、どんな場面でも乗り切ろうと真摯に向き合います。実は、英語ネイティブではないからこそ、海外へ行った時のアウェー感が、日本人をよりオープンマインドにしているのではないでしょうか? 英語ネイティブの人だと、海外でも母国語である英語が主要な観光地、ビジネスシーンで通じるので、日本人に比べアウェーは感じにくいと思います。
実際、日本で英語圏の旅行者に会っても、ほぼ英語で話しかけられませんか?英語が母国語の彼らは海外に出た時、私たち日本人に比べると圧倒的に言葉の壁が低いです。けれども、その言葉の優位性こそが、オープンマインドになるという事を妨げる矛盾を生んでいるのです。

 

グローバルに活躍するには、円滑なコミュニケーションスキルは必須です。ただし英語が話せる=グローバル人材では決してありません。一番大切なのは、オープンマインドで、ローカルの文化を尊重する気持ちだと考えます。

 

写真は、今年カナダのミシサガで開催された「Japan Festival Mississaga 2016」です。Think Grobally, Act Locally。アメリカ大統領選も終わりましたね。

加藤豊紀

加藤豊紀

Creators' Lounge Inc.(Founder / Chief Executive Officer)

1985年生まれ。Creators' Lounge Inc. Founder兼CEO 元警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。 カナダのトロントを拠点に、企業のマーケティングやプロモーション支援の事業を中心に展開する。 また国際的なクリエイティブ・コミュニティを形成するということを念頭に、アート関連の人材・知識をビジネス関連分野で活かせるような場の提供を行う。