2016.12.16

ビジネス
できる男の「お見舞いのマナー」

相手との関係性や状況に配慮して

親しい方や仕事関係の方が入院したと聞いた時、すぐにお見舞いに伺うべきか?何を持って行ったら良いのか?病室ではどう振る舞ったら良いのか?突然で迷いますよね。大切なのは基本ルールを守ること、相手との関係性や容態、心情に気配りをすることです。

お見舞いを控えたいケースも

親しい中だとしてもいきなりお見舞いに行くのはNG。誰でも弱っている姿は見せたくないものです。短期入院の場合ならメールで励ます方がスマートな場合もあります。必ずご家族や本人に面会時間や見舞いに伺っても良いかの了承を得てから出かけましょう。

お見舞いに伺うベストなタイミング

本人やご家族に了承が得られた場合は、伺う時間にも配慮が必要です。入院直後、退院直前、手術の前後、食事時間はNG。昼食後くらいの午後がベスト。ただし長居は絶対禁物です。10分~15分くらいで失礼しましょう。親しい方でずっとそばにいてほしいと本人が望む場合は別ですが。大切なのは相手の体力、神経を消耗させない配慮です。

病室での気配りを

もちろん派手な服装は避けること。同室の方にも挨拶と配慮を忘れずに、大きな声で話さないように気をつけましょう。いくら親しくとも普段と違う状況を理解して明るく温かい会話を心がける気配りが必要です。病気のことをいろいろ聞くのはタブー。病人やご家族を不安にさせる発言は絶対避けましょう。仕事の詳細話や相手を焦らせ緊張させる話はせず、ゆっくり静養してほしいこと、早く元気になってほしい気持ちをお伝えして帰るのが親切だと思います。

お見舞い品はどうしたらいいか?

一番迷うところですね。時代と共にマナーやタブーは変わっていますし、相手の方との親しさ、関係性で判断しましょう。現金(お見舞金)を目上の方に渡すのは失礼という感覚は今も残っています。逆に親戚や友人でしたらやはり現金は喜ばれます。知人・友人3,000円~5,000円、親戚5,000円~10,000円が目安です。有志一同の場合は「4(死)」「6(無)」「9(苦)」の金額は避けましょう。

鉢植えの花、パジャマ、スリッパは「寝付く」という意味で年配の方にはNG。食事制限がある方への食べ物も不向き。お花でしたらアレンジ花がベター、真っ赤(血)、椿、シクラメン(死・苦)は避けて。本人の好きな本や写真集、励ましの手紙やカードはやはりもらって嬉しいお見舞い品になります。

佐野由美子

佐野由美子

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役 / カメリアエンタープライズ 代表取締役

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役、カメリアエンタープライズ 代表取締役レストランプロデューサー、研修講師、ビジネスマナー講師、女子栄養大学 「フードビジネス論」 非常勤講師 明治大学卒業後、OL生活を経て、20代後半からレストラン業に転身。自ら現場でのサービス経験、店長業務を積んだ後、30歳過ぎに独立。本格的なフードプロデュース業をスタート。あくまで現場主義のサポーターとして、多くの飲食店・サービス企業の経営改善に当たっている。「おもてなし」「ホスピタリティ」の大切さを伝えつづけてきて20年。「良い人づき合い」と「一流の接客」は、確かな「ビジネスマナー」が土台。名刺の使い方から、アポイントの取り方まで「プロを育てる」ための丁寧な実務指導にこだわる。自分自身の20年以上の接客経験が、講演や、現場指導、マナー研修などを通じて多くの共感を得ている。