2016.12.28

身だしなみ
男の色気の作り方

よく質問されるのですが、男の色気ってなんなんでしょうね。

最近、独身男性と対談や面接をさせていただく機会が多いのですが、その際に一番されて困る質問が「男性の色気ってなんですか?」というものです。

 

この件に関しましては、以前にコラムか対談で「男の色気とは、無頓着であること」「無作為」と言語化した記憶があるのですが、どうやら相当解りづらかったようでどの殿方もなかなか納得してはくださいません。(女性陣には多くの賛同をいただきましたが。)確かに、「無作為」とは、「色気とは才能である」と言ってしまっているようなもので、不親切極まりないですね。

 

対して、女性の色気に関しては、一部の天才的な色気を持つ者、作為で色気を繰り出す剛の者、対象者の前では自然に出せる者、「色気なんて出してると思われたくない!」と拒絶する者、さふゆうものから完全に解脱している者、という宗派にはっきりと分かれております。
そして、解脱派以外は、例え拒絶派でも独特の色気を保持している事があって、これはひとえに需要側(男性側)の、色気を受容するバリエーションの多さと、供給側(女性側)の作為のバレなさ(巧妙度)が起因していると思われます。

 

ところが、男性側はどうでしょう。
見渡せば、「一部の色気のある男性」と、「全く色気の無い男性」の2種類しか生息していないというふしぎ発見。特に、我が同胞である40代男性たち、「男性の色気とは何ですか?」という質問を私にぶつけてくるど真ん中世代に「色気無し男」が何故か集中している気がしております。SNSを流し見していても、「良いお父さん」「人畜無害な感じ」がだだ漏れてるのは、何故か殆ど40代。「結婚10年選手がゴロゴロいて、子育て真っ最中だから。」が、理由になるのか否か。胸に手を当ててもさっぱり解りません。

 

なんだかんだと言っても、20代から30代中盤ぐらいまでの男性たちは、「未だ危なっかしい感じ」や「有り余る男性ホルモン」を保持中でもあり、「大人の色気」は無くとも同世代異性を引き付ける程度に「無作為の色気」は存在していそうです。そして、年上である50代男性たちも、独特の世代的エネルギーを持ってして「大人の色気」を醸し出している人が多い。私が若いお嬢さんに注意喚起するなら、「彼らの色気にほだされてはなりませぬ。」と一番注意したいのは50代男性(主に既婚者)です。

 

「自分に欠けている気がするから色気なるものが気になる。」は、かつての私も経験済みです。働いて、飲んで、働いてを繰り返していた20代後半。髭が生えそうな毎日の中で、売ってるのなら買いたかったもの。それが「色気」。しかし、当たり前ですがどこにも売ってなく、そのまま忙しく運命に逆らわずに過ごしていたら、いつの間にか私も「おっかさん」な40代です。そんな私が「男の色気」に関して何のレクチャーができようか!「教えて!どこぞのお色気マスター!」と、思い悩んでいた時に恵投いただいたのが、『「男の色気」のつくり方』(潮凪洋介著/あさ出版)でした。

 

読んでいただくと解るのですが、とにかく全編すがすがしい程、「オスとして、いい女に求愛しろーーー!」という内容で、中には「女の話は馬鹿真面目に聞くな」的なレクチャーもあって女性からすればカチンときたりもするのですが、いくつか「それは確かにセクシーじゃないな。」「それは確かに色気のある男性の特徴かも。」という教えがありましたのでご紹介したいと存じます。なんか上から目線ですいません。

1. 他人と自分を比べるな

「世の中には2種類の人がいる。一つは自分より優れているか?稼いでいるか?出世しているか?モテているか?と横ばかり見ているタイプ。そして、もう一つが、『自分らしく生きているか』を気にするタイプだ。彼らは自分の生き方のリズムや旋律がいかに自分らしいか?楽しいか?充実しているか?をとても大切にする。」

 

~女性から見ると、男性は「こんなことでも張り合っている。」「競うの好きなんだなぁ。」と思わされることがしばしばございます。が、他人と比べてばかりいて、自分軸を持っていない人は、そのスケールの小ささや挙動、全ての点でセクシーから遠い存在です。

2. 「欲望のない女はいない」と知る

「欲望のない女はいない。こう思うと女性に接する時の、行動パターンが変わってくる。女性を勝手に美しい生き物と神格化する思考と決別しよう。自分と同じ『欲望を持つ生き物』と認識し、女性の『欲望の形』を知ることだ。」

 

~特に綺麗に着飾った、若く美しい女性に気後れする男性は多いもの。しかし、色気のある男性は女性の欲望を引き出すのが上手で、尚且つ、自分自身の欲望との接点を見出すのが悪魔的に上手です。それは、「女性の欲望の存在」を疑っていないからできる匠の技。

3. 「セクシーな関係」を目指す

「色気のある男は周囲に『好きな女性』をコレクションする。妻でも恋人でも無い、友達として友好な関係を維持し、深い内面のつながりや絆、人間対人間の心の一体感を大切にする。」

 

~コレクション、と書かれるとこれまたカチンとくるのですが(笑)、あの色男も(50代)、この色男も(50代)、確かに女友達が多くて膝を打ちました。決して口説かない、恋愛しない、長期的な女友達(それも美女ばかり)は、色男達に余裕と「彼女たちの唯一無二な存在である」という自信を与えるからか、メンタルに効くフェロモンが益々増量中というご様子です。結果、心の絆は男同士だけ、と言わんばかりの、「ホモソーシャルだけで遊んでる男子」には纏えぬ色香を漂わせるのでありましょう。

 

「色気」は人生の必需品じゃないけれど、結婚していようと、子供がいようと、色気のある人は艶っぽく、生命力に溢れ、何だか人生が楽しそうです。そして、人生80年としたら未だ折り返し地点。色気なるものに挑戦するのに、40代は決して遅くないのでは?と、自戒を込めて思う今日この頃。できるなら、ダイエットと同じように緩やかに、いつの間にか香るように、あくまでも自然に、身に着けてゆきたいものですね。

川崎貴子

川崎貴子

リントス株式会社代表取締役

リントス株式会社代表取締役。1997年に女性に特化した人材コンサルティング会社ジョヤンテを設立後、1万人を超える女性をフォローしてきた。「女性マネージメントのプロ」との異名を取る。メディア取材執筆多数。婚活結社「魔女のサバト」、共働き推奨 婚活サイト「キャリ婚」(https://carricon.jp 男性完全無料)主宰。 著書に『我がおっぱいに未練なし』(https://www.amazon.co.jp/dp/4479783997 大和書房)、『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』(http://www.amazon.co.jp/dp/4584136335 ベストセラーズ)、『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』(https://www.amazon.co.jp/dp/4062729458 講談社) 、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(https://www.amazon.co.jp/dp/4862804829 総合法令出版)、『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』(http://www.amazon.co.jp/dp/447979493X 大和書房)、『上司の頭はまる見え。』(http://www.amazon.co.jp/dp/476319707X サンマーク出版)がある。ブログ「酒と泪と女と女」など連載も多数。12歳と5歳の娘を持つワーキングマザー。