2017.01.04

ビジネス
トランプ劇は必然だった。

Motown - 輝きは復活するのか。

皆さんは、Motownと聞いて何を思い浮かべますか?
私はブラックミュージックが昔から好きな事もあり、MotownといえばNorthern Soulの台頭、デトロイトという街から生まれた音楽と勝手なイメージが付いています。そのMotownという語源も、元はアメリカ自動車産業の中心地と言う意味から来ているという事を知ったのは大学生の頃でした。

 

その輝きも、栄光も全てが無くなっている街。デトロイトは全米有数の「犯罪都市」、そして2013年には米国史上で最大規模の財政破綻した街。そんなネガティブなイメージが先行するデトロイトは、確かにカナダとはまったく違った街の雰囲気でした。私たちはカナダ側から陸でアメリカとの国境線を超えましたが、カナダから海底トンネルで地上に出た際は、その空気感は危険な地に行った時の身震いに似た感覚を覚えました。ダウンタウンには生活保護者が多く暮らし 彼らは今日の仕事さえも見つからず、何かの希望を見つけ街中を歩いている印象です。

 

今回のトランプ劇は結局のところ、今のアメリカの本音が反映されたのではないでしょうか。アメリカ国内において、グローバルだ、国際競争だ、などと叫んでいる人間は実はマイノリティーであり、アメリカ人の多くは今日の仕事、明日の家族を守っていく日々の生活で手一杯なのだとういう、そんなアメリカの現状を垣間みた気がしました。

Motownの輝きは復活するのか。

デトロイトは、1950年代まで「黄金都市」と呼ばれた世界でもっとも景気がいい街でした。この街で生まれた音楽は「Motown」と呼ばれ、文化都市としても名高かった街です。今はそんな面影は無く、その輝きは一つもありません。輝きを取り戻すには、地に足をつけた経済政策であり、外ばかりで無く、自国の問題と向き合う事が必要なのでしょう。と言っても労働の機械化、働き方は常々進化しています。今後、トランプ政権がシリコンバレーで起きている労働進化もうまく組み入れ、この変化にどのように対応していくかが個人的に楽しみです。今は、デトロイトも街の活性化、復興に向けたプロジェクトが多く進んでいる最中です。一度破壊を受け入れた街には、新しいチャンスがある事でしょう。

 

写真は、 デトロイト美術館にて。

加藤豊紀

加藤豊紀

Creators' Lounge Inc.(Founder / Chief Executive Officer)

1985年生まれ。Creators' Lounge Inc. Founder兼CEO 元警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。 カナダのトロントを拠点に、企業のマーケティングやプロモーション支援の事業を中心に展開する。 また国際的なクリエイティブ・コミュニティを形成するということを念頭に、アート関連の人材・知識をビジネス関連分野で活かせるような場の提供を行う。