春は異動の季節。迎える方も、赴く方もその第一印象が問われます。昨今の職場はドレスコードが緩くなってきているとは言え、挨拶の日にはやはりネクタイで整えたいものです。今回はタイプ別「似合うネクタイ」についてお伝えしていきます。
たかがネクタイされどネクタイ。印象を大きく左右するネクタイの影響については選挙ポスター撮影の際、ネクタイ選びに神経を尖らす候補者の方々の様子からも伺えます。
ネクタイ選びは紺かグレーか、と、まずは「色」で選ぶ方が多いかと思います。ところが「紺のネクタイ」も山のようにあります。太いストライプ、小さな水玉、面白いチェック柄……この中のどれが似合うかが明確であれば、選別はぐっと楽になり、同時に似合うネクタイを無駄なく手に入れられるでしょう。似合う「柄」「素材」は、骨格のタイプによってわかります。ご自身が3つある骨格タイプのどれに当てはまるか、こちらの記事で診断してみてください。
柄は基本、直線的、規則的、大き目のものが似合います。特に無地、ストライプ、クレスト(紋章柄)、ロイヤルクレスト(紋章柄とストライプの組み合わせ)が◎。ストライプは太目、等間隔のものがお勧めです。
小紋やドットは○。フォーマル優先で小さめの柄のものがよいでしょう。混んだ配置でなく、ある程度間の空いた配置のものを選んでみてください。

そしてペイズリー、マドラスチェック、タータンチェックは×。大きな柄が得意なストレートタイプですが、ネクタイの柄は小さい程フォーマル度が高くなります。フォーマルが得意なストレートタイプはそのイメージに寄せ、水玉、小紋に関しては小さめで。ストレートタイプは細か過ぎる、混み過ぎる柄はうるさい印象に、自由過ぎる柄は無理なオシャレ感に繋がります。
素材はシルク100%がお勧め。ニットなど織感のある素材はNGです。
柄は曲線的、小さい、弱めのものがお勧めです。無地、小紋、ドット、ストライプは細目、チェックなら千鳥格子やギンガムチェックが○です。小紋、ドットは間を空けず、混んだ配置のものを選びましょう。

反対に×なのは、マドラスチェック、アーガイルチェック、バーバリーチェック、太いストライプ、ペイズリー、クレスト、ロイヤルクレストになります。ウェーブタイプは大き過ぎる、強過ぎる、伝統的な柄は頑張ってる感に、間が空き過ぎると寂しい印象に、自由過ぎる柄は無理なオシャレ感に繋がります。
素材は基本シルク100%の平織りがお勧め。ニットなど織感のある素材はNGです。
柄は不規則、変形、自由なものが似合います。無地、ペイズリー、マドラスチェック、個性や遊びのあるストライプが○。小紋・ドットは不規則な並びだと尚良いでしょう。

ギンガムチェック・ロイヤルクレストは△。クレスト、千鳥格子、グレンチェックは×です。ナチュラルタイプは小さい、細かい柄は物足りない印象に、規則正しく伝統的な柄はつまらない印象に繋がります。
素材について、ビジネスはシルク100%の平織りが基本です。ただ、ドレスコードが緩い職場なら、ナチュラルタイプの方だけが得意なニット、コットン、ウールなど織感のある素材もよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。似合う柄が分かれば、ネクタイ選別も合理的に進められます。ご自身に無理なく馴染むネクタイで信頼できる第一印象を作ってください。
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「自分に似合う服、苦手な服がわかる!自己診断で自身の骨格タイプを知ろう」
https://40life.lucido.jp/article-250/
