“お金を儲けたい人が、地方創生に関わるべき”

行政ファーストでは物事は進まない

多様性、そして持続性のある事業作りには、野心ある実業家が必要だと思います。私が良く聞くPodcastニュースで、カルフォルニア州でVRを使用して注射の痛みを和らげる実験が行われたとのニュースを聞きました。最近はAIやVRなど特にITニュースが世間を盛り上げておりますが、この様な先進的な取り組みでよく聞く場所はカルフォルニア州が圧倒的に多いです。

 

カリフォルニア州って、そんなに凄い人が集まっているのでしょうか。そんなに行政がイノベーションに手厚くサポートをしているのでしょうか。そんな時に、サンフランシスコのbtrax (ビートラックス)の記事を拝見したところ、行政は特に何もサポートしていないとの掲載がされていました。ただ何もしていない訳ではなく、不要な介入は止め、企業側がとことん踏み込む規制のグレーゾーンを出来るだけ寛容に受け止めるのが、カリフォルニア州の考える行政の仕事というイメージと感じました。

 

私の思い当たるところでは、日本の地方創生は行政が積極的です。もちろん誰かが動かないと物事は始まらない。しかしそもそも行政のサポート有りきで集まる人達の中に、片道切符で乗り込む野心ある実業家はいるのでしょうか。補助金頼りではなく、自分で稼げる地方の街にする。そのためには批判も承知で、逆に行政に変革を求め、向き合っていく勇気等も必要になっていくケースの方が多い気がします。

 

地方創生、そして地域作りには我慢と、外部を容易に受け入れる姿勢と言った寛容性も必要な事だと考えます。そしてそこに携わる事業家(特にこれからその場所で地方創生に関わる方々)も、現状を良くするための仕事に対して、行政ファーストに甘んじていては変革は起きません。過保護政策は参入障壁を低くしますが、本当に地方を元気づけたいのであれば、野心ある実業家を積極的に受け入れる事です。

 

写真は、以前訪れた白神山地にて。日本の森の色は、深く清らかです。

加藤豊紀

加藤豊紀

Creators' Lounge Inc.(Founder / Chief Executive Officer)

1985年生まれ。Creators' Lounge Inc. Founder兼CEO 元警察官から、クリエイターの表現の場を創るために世界へ。 カナダのトロントを拠点に、企業のマーケティングやプロモーション支援の事業を中心に展開する。 また国際的なクリエイティブ・コミュニティを形成するということを念頭に、アート関連の人材・知識をビジネス関連分野で活かせるような場の提供を行う。