2017.04.14

ビジネス
新人に頼られる男を目指せ

磨きのある先輩で差をつけよう

皆さんの新入社員時代を思い出してみて下さい。毎日緊張とドキドキでいっぱいの中で仕事をスタートした時に、職場の中に必ず光っている先輩、カッコよく仕事をしている上司が初めに目についたのではないでしょうか。新人たちから見ても第一印象で憧れや目標は決まります。せっかくなら会社の上役や取引先に可愛がられるだけでなく、後輩たちからも慕われ尊敬されるビジネスマンになろうじゃないですか。

上司に男気を感じる瞬間

20年以上新人教育に携わっていると、研修後の彼らの感想がストレートに入ってきます。先輩への憧れは、「姿がカッコいい」「仕事が速くてきれい」「行動がスマート」「知識がスゴイ」「ケチじゃない」「困った時に頼れる」「なんでも相談を聞いてくれる」など。自分にはとても敵わないレベルの高さには敬意を抱いています。こんな時代でもゆるくて優しいだけの先輩よりも、プロフェッショナルな経験と闘志を持った人間についていこうとしているのがよくわかります。

プロの持ち物を使い、リーダーの言葉を使う

新人から一目置かれる憧れは、やはり姿カタチから。常にお客様や後輩から見られていることを意識して外見を整えているビジネスマンは、それだけで格上に見えます。仕事場で使う鞄や靴、手帳やノート、ペンひとつでも「良い物」を持つこと。プロ意識の高さはこういう小物にいちばん表れますのでとても重要なポイントです。

 

毎日使う「言葉」も然り。初めから砕け過ぎた会話をしたり、弱音や頼りない言葉を聞かせてしまうといっぺんで尊敬も消えてしまうもの。リーダーにはリーダーの言葉がある。「大丈夫」「心配するな」という堂々とした言い方で後輩たちをぐいぐい引っ張っていくのが正解。

高度な仕事には理由(ワケ)があるのだ

「何でこの先輩はカッコいいんだろう?」一流の仕事は無駄がなく完成度が高いのは、本人の日々の習慣が人とは違うからです。時間管理、体のコンディション管理、勉強、仕事への緻密な準備など一切のぬかりがない。一見スマートな仕事をしている人ほど陰ですごい努力をしています。プロフェッショナルな人間の習慣の差には後輩も必ず気付きます。

自分の居場所を持っている

珈琲一杯でも美味しい店を知っていると差がつくもの。穴場の美味しい店でも、静かに話せるバーでもホテルのラウンジでもいい。いざという時に連れて行ける場所、教えてあげられるお気に入りの場所はいくつか持っているべきです。居酒屋に連れて行くだけが先輩じゃないし、日頃のセンスと大人の余裕の見せどころです。もちろん、ケチでないのも頼れる男の条件。

上司であり、アニキである関係

仕事を教えるだけじゃ羨望は得られないものだとつくづく思います。慕われ頼られる男性を見ていると新人の面倒見がいい。可愛い後輩だと思ってつき合っているからお互いに情も湧く。趣味やプライベートの話をするのもいいし、たまにはじっくり聞き役に回るのも大切です。厳しい姿とオフタイムには話しやすい親近感のメリハリが決め手のようですね。ジョークで笑わせるのが上手い人は叱るのもすごく上手い。せっかくの出会い、本気で新人たちを育てていこう。いつか必ず自分を助けてくれるのが後輩なのだから。

佐野由美子

佐野由美子

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役 / カメリアエンタープライズ 代表取締役

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役、カメリアエンタープライズ 代表取締役レストランプロデューサー、研修講師、ビジネスマナー講師、女子栄養大学 「フードビジネス論」 非常勤講師 明治大学卒業後、OL生活を経て、20代後半からレストラン業に転身。自ら現場でのサービス経験、店長業務を積んだ後、30歳過ぎに独立。本格的なフードプロデュース業をスタート。あくまで現場主義のサポーターとして、多くの飲食店・サービス企業の経営改善に当たっている。「おもてなし」「ホスピタリティ」の大切さを伝えつづけてきて20年。「良い人づき合い」と「一流の接客」は、確かな「ビジネスマナー」が土台。名刺の使い方から、アポイントの取り方まで「プロを育てる」ための丁寧な実務指導にこだわる。自分自身の20年以上の接客経験が、講演や、現場指導、マナー研修などを通じて多くの共感を得ている。