食卓は掛け算と同じ!?目指せフランススタイル

皆さんは、食事にどのぐらい時間をかけますか?我が家の休日はゆっくり3時間程かけて、うだうだ話をしながら夕飯を食べます。これは我が家では当たり前のこと。皆が揃って食事中は、テレビや携帯禁止がルール。子供時代は、なんとも苦痛な時間でした。大人になるにつれ、他の家庭がそうではないことに驚きだった程で、皆がばらばらの時間に食事をし、ばらばらの物を食べる家庭もあるとか…

 

我が家はフランス流!?

 

初めてフランスを訪れたのは、18歳の時。父の仕事に着いて行ったのがきっかけで、食事にたっぷり時間をかけ他愛無い会話をするディナータイムに感激しました。週末だけなんでしょ?と思っていましたが、なんと毎日だそう!それに皆とっても楽しそうに食事してるんですよね。子供連れの家族や、友達同士でさえもゆっくり会話と食事を楽しむスタイル。あと、何を食べてもおいしい事。パンにバター、ホットショコラにチーズ。とても感動したのはブリュレ。ブリュレには特にこだわりフランスの魅力にどんどん引き込まれとりこになりました。

 

食事=作業

 

先日、拝読した記事で少し気になったものがありました。それは「食べることが苦手な人のマンガにネットで共感の声」という記事でした。ん?ん?ん?と気になり読んでいると幼い頃に「早く食え」、「絶対残すな」と教育され、無理な食べ方を強いられていた為「食事=作業」という認識が染みついてしまったそうです。ん~…なんとも悲しい事実。私も給食は毎度、最後まで残って食べていたタイプです。確かに。「残したらダメ!」って先生に言われていたような…強制的な感じから「食事=作業」になってしまうのでしょうか。

 

食べ物の好き・嫌い

 

その根底に、好き嫌いという食べ物があるのも大きな事実ですよね。実は私、本当に嫌いな食べ物がないんです。それは、父の努力が大きいかもしれないですね。私も家族も家柄全員食べることが大好きです。父は、娘が好き嫌い無く食べる様にと野菜を「おいしいね!おいしいね!」と言いながらバリバリと目の前で食べてくれていたそうです。

 

10ヶ月の甥っ子も離乳食を食べていますが、何か嫌で口から出して食べなかったり、拒絶する事は全くありません。いかに子供に食べることが楽しいという事、好き嫌い無く食べる事が大切な事だという事を教えてあげるかがとっても重要だと思います。

楽しく・おいしく・居心地よく

時間×食事×会話。これは掛け算と同じく掛け合わせることが、フランスのレストランや、家庭で触れた楽しいことを育む一つの方程式だと私は考えています。私がマネージメントさせて頂いてる店舗では、できる限り会話が弾むように様々な仕掛けを考案しています。視覚では、目で見て楽しめること。メニュー表も、「どれにしようかなぁ~」と会話が弾むメニュー表づくりをしています。

 

また、先程あった私のこだわりのブリュレは、お客様の目の前で焼き上げ、仕上げさせて頂く工夫やカフェラテのエスプレッソはお客様の目の前でお入れしたり、「目で見て楽しむ」をコンセプトに、会話のきっかけづくりを大切にしています。私は、食を通じて会話が弾み、心が豊かになることで老若男女問わず食に関心を持って頂ければ良いなと微力ながら真剣に考えております。機会があれば是非遊びにいらして下さいね。

中村 実夢

中村 実夢

PLUS CASA LOUNGE ゼネラルマネージャー

1992年京都祇園佐々木店主の3人姉妹の三女として誕生。小さな頃から、食べる事が大好き。偶然はじめたバイト先のカフェで色々な方々と出会い、食と空間を楽しんで頂きたいという思いでPLUS CASA LOUNGEを立ち上げた。様々な経験から、食で心が豊かになる様にと強い思いを持ち試行錯誤を日々重ねている。