2017.07.06

ビジネス
さすが大人、と思わせる「モノの言い方」

言葉は心の余裕の差だ

ふと、「いいこと言うなぁ」と感じさせる大人って、肩の力が抜けてサラリとしている。どんなシーンでもタイミングよく言葉を選んで話ができる人は、やはり「余裕」が違います。自分の発したひと言が、どれほど周りの空気を変え、相手の気持ちを動かすかを知っているからですね。さすが大人、の「さ」で例えてみると…

サラリとした言い方のカッコよさ

どうしてもウェットな話は苦手だし、疲れる。熱く語るのも、過ぎればくどく聞こえてしまう。モノの言い方次第で人を遠ざけたり、逆に共感を得たりするものです。大げさで押しつけがましい言い方はやはりタブー。重苦しい話でも敢えて軽妙洒脱に。時に笑って語れるくらいの余裕を持っている人は、とても大きく見えます。

サッと流れを変えるひと言

ミーティングで暗い空気になった時や、誰かが失敗して落ち込んでいる時。こんな時こそ大人の出番。懐の深い人はタイミングを心得ていますね。「私も似たような経験がある」「私もこんな失敗をした」「自分もこんな馬鹿をやってきた」「今となってはいい経験になった」。自分を落として相手の気持ちを前向きに変えられる人が必ずいるものです。瞬時に空気を変えるひと言、上手く使いたいです。

さりげなく 表現を選べる余裕

同じことを言うのにも、ストレートで幼く聞こえる人と、大人の配慮と上品さを感じる人がいますね。相手がいることです。「ネガティブ」を「ポジティブ」に言い換える習慣を、ぜひ。

古臭い → 伝統を大切にする

堅苦しい → きちんとしている

特徴がない、つまらない → ソツがない、短所がない

理屈っぽい → 論理的な

優柔不断な → 慎重な、思慮深い

頑固 → 意志が強い

ドジな、そそっかしい → おちゃめな

気弱な → 繊細な、ナイーブな

仲が悪い → 価値観が合わない

趣味が悪い → 個性的な、独特のセンスの

悪い → 適当でない

安い → リーズナブルな

狭い、小さい → コンパクトな

無鉄砲 → 失敗を恐れない

去り際のモテ言葉を忘れずに

人の印象は別れ際に決まるものです。相手を思いやり、幸せにするひと言をあげていますか?「今日はお会いできて嬉しかった」「素敵な(楽しい)時間でした」「いい時間をありがとう(ありがとうごいました)」「お元気で」「おやすみなさい」親しい仲でも「ありがとう」の言葉はいちばん響きます。人を嬉しくする最強の言葉です。きっと、大人にこそ似合う言い方があるはず…。

佐野由美子

佐野由美子

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役 / カメリアエンタープライズ 代表取締役

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役、カメリアエンタープライズ 代表取締役レストランプロデューサー、研修講師、ビジネスマナー講師、女子栄養大学 「フードビジネス論」 非常勤講師 明治大学卒業後、OL生活を経て、20代後半からレストラン業に転身。自ら現場でのサービス経験、店長業務を積んだ後、30歳過ぎに独立。本格的なフードプロデュース業をスタート。あくまで現場主義のサポーターとして、多くの飲食店・サービス企業の経営改善に当たっている。「おもてなし」「ホスピタリティ」の大切さを伝えつづけてきて20年。「良い人づき合い」と「一流の接客」は、確かな「ビジネスマナー」が土台。名刺の使い方から、アポイントの取り方まで「プロを育てる」ための丁寧な実務指導にこだわる。自分自身の20年以上の接客経験が、講演や、現場指導、マナー研修などを通じて多くの共感を得ている。