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売れてないアマチュアバンドの裏事情?

2017/07/08

kei

ヘビーメタルシンガーソングライター

kei

秋田県出身の女性ヘビーメタルシンガーソングライター

売れないバンド活動がどんな風に厳しいのか?支出と収入をわかりやすく解析してみました。

バンドマンといえば一般的には、カッコイイ、華やか、満員御礼で大盛り上がり、ファンの黄色い声援をイメージすると思います。しかし、それはごく一部の成功者。

 

まだ売れていないバンドのライブはどうでしょう。ライブをするにしても、ワンマンなんて到底無理、複数のバンドが一日に同じライブハウスで30分ずつ演奏する「対バン」形式。お客さんの数も全体で1ケタなんて日常茶飯事。そんな売れていないバンドの金銭事情を解析してみました。

ライブハウスに出演した時の収入

アマチュアバンドにとって、バンド活動での主な収入はライブで発生します。ここではチケット代を1枚2,500円として話を進めていきます。チケットノルマが10枚(25,000円)だった場合、お客さんを10人呼ぶと、ノルマ達成になります。もちろんお客さんがそれ以上呼べなかった場合は、マイナス分をバンドがライブハウスに支払います。

 

もし頑張って10人以上お客さんを呼べた場合はどうなるでしょう。10人以上は1人につき2,500円がバンド収入になりそうですが、そうはなりません。ライブハウスにはハーフバックという制度があり、チケットノルマ以上の売り上げは普通はライブハウスとバンドで割り勘にされます (ライブハウスやイベントによって異なります)。お客さんを20人呼べた場合売り上げは 2,500円×20人=50,000円。そこからノルマの25,000円が引かれて25,000円残ります。さらに25,000円をライブハウスと分け合うので、その日のバンドの収入は12,500円になります。

 

あとはライブ会場でのグッズ販売ですが、いつも来てくれるお客さんはもうすでに購入済みの場合が多く、新しいお客さんも常に来てくれるように工夫しなければなりません。

バンド活動の支出

ライブに出演するには、スタジオでバンド全体の練習が必要です。3時間スタジオを借りて練習すると、時間や部屋の大小、曜日によって異なりますが1時間だいたい1,000~3,000円で、都内で休日ならばだいたい3時間1回で7,000円程かかります。交通費も含めるとメンバーが5人だとして、ライブで出た売り上げはスタジオ1回で無くなってしまうわけです。

 

赤字続きでも頑張って活動を続けているバンドはたくさんあります。
多くのバンドは口に出さずとも、人知れず苦労しています。バンドブームが去った今こそ、多くの素晴らしい才能を埋もれさせないためにも、積極的にアマチュアバンドを応援してみませんか?

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