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メガネレンズの選び方~サングラス編~

2017/08/08

宮 キヌヨ

眼鏡コーディネーター

宮 キヌヨ

独自メソッド「似合うメガネ診断」が人気をよんでいる眼鏡コー…

夏本番、8月ともなるとサングラスが手放せない季節です。サングラスをかけると眩しさや紫外線から目を守るだけでなく、体感温度が低くなることをご存知でしょうか。グレーやブラウンなど濃い色のサングラスをかけると眩しさがカットされ体の感じ方は木陰の中にいるような気分になります。その効果はレンズカラーの濃度が、目が隠れるくらい濃くなるほど、木陰効果は高くなります。

 

サングラスをかける際に注意することはレンズの色の濃さの度合いです。レンズの色の濃さで眩しさの感じ方が全く違います。さらにレンズ表面のコーティングでも違いがあります。市販のファッション性が高いサングラスは反射防止コートがされていないハードコートが多く、ハードコートでは目が光に敏感な人はレンズの内側から反射して感じるちらつきが気になることがあります。オーダーメイドレンズで作るサングラスは、百貨店などで販売されている気軽に購入できるサングラスと比べると、限定されるデザインになるためファッション性はやや低くなることがありますが、レンズはUVカットも表面だけでなくレンズの内側もUVカットされており、反射防止コートもレンズの表面、内側、両面にコーティングされているので、目の保護力は高くなります。

 

よく間違われやすいのはUVカットとカラーレンズの関係ですが、UVカットは無色透明のレンズでもUVカット機能が入っていればカットすることができ、眩しさを和らげるのがカラーレンズの機能になります。レンズにカラーがあるものがUVカットをするわけではありません。

 

サングラスレンズにおいては次の3つの区別を知っていると、サングラスをかけるシーンで適切に選択できます。

一般レンズ

眩しさから目を守り目の疲れを和らげます。ファッションでかけたいときにおすすめです。

調光レンズ

眩しさから目を守り目の疲れを和らげます。紫外線や太陽光に反応し、レンズの色が変わります。室内では無色もしくは、ほんのり薄いレンズカラーの状態で、外出すると太陽光に反応し、サングラスに変化します。また、サングラスになったレンズは部屋の中へ入ると無色に自然と戻ります。レンズカラーは天気のいい日は濃く、曇りの日はやや濃くと、その日の天気の状態に合わせてレンズカラーの濃さが変化します。

 

また季節や、温度でもレンズカラーの濃さが変わります。日常において、サングラスは室内と屋外のかけ外しが面倒と感じる人におすすめです。

偏光レンズ

眩しさから目を守り、目の疲れを和らげます。一般的なレンズと比べて疲れを和らげる効果が高く、雑光をカットすることで見え方のコントラストが上がります。釣りのとき海の中の魚がよく見えるようになる、ゴルフのとき芝の目がよく見えるようになる、マラソンのとき景色がはっきりするなど日常生活で視界アップさせる効果があります。 スポーツ、レジャー、視界をアップさせたい、反射をカバーして自然、物や人をハッキリと見たいというときにおすすめです。

レイバンサングラス誕生秘話

10代、20代の頃買ったサングラスのなかにレイバンはないでしょうか。サングラスを買うなら、1本は持っていたいのがレイバンサングラス。レイバンサングラスはもともと、パイロット用の補正器具として開発されました。アメリカの陸軍大尉、ジョン・マクレディが飛行から戻ると、日光にさらされたせいで目に永久的なダメージを負ったことを知り、「目を保護するだけでなく格好もいいサングラスを作ってほしい」とボシュロム社に依頼しました。当時は金メッキのフレームと鉱石のガラスからできたレンズが特徴でした。ボシュロム社はその光線を遮断する機能“banish ray”からヒントを得て『レイバン』というブランド名でサングラスを売り出しました。やがて、アメリカ陸軍航空隊のパイロット用に採用され、GHQ総司令官ダグラス・マッカーサーのもとへ届くこととなります(ファッションメガネ図鑑参照)。

 

鉱石のガラスで作られた深いグリーンのレンズ(G-15)は、現在レイバンサングラスの特徴を表すものとなり、時代を経て人々の目を守り続け、レイバンサングラスは世界中で愛されるサングラスとなりました。現在、レイバンサングラスもレンズの素材はプラスチックが主流です。メガネの歴史とともに発展をとげたサングラス、40代のあなたが10代、20代の頃に購入したレイバンサングラスは、まだガラスのレイバンカラーG-15の頃でした。引き出しの中のレイバンサングラス、今かけてみると20代の頃とは違う世界が見えるかもしれません。

 

40代のサングラス選び、レンズにこだわってみるのもおすすめです。

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