2017.09.01

健康
質の良い休養でパフォーマンスアップ!頭と身体を休める4つの簡単コンディショニング

熟睡できている?日々のコンディションを整えるための睡眠とは

最近、あなたは疲れがゼロになるくらい熟睡しましたか?

 

最高のパフォーマンスを発揮するためには「運動」「栄養」「休養」と3つのバランスが大切である、と以前のコラム(仕事のパフォーマンスを上げる!ビジネスマンのアスリート的コンディションの整え方リンクでお伝えしました。トレーニングやジョギングをしたり、たんぱく質をとったり糖質を気にしたり……積極的に何かを「変える」「増やす」ことがコンディショニングと考えている人も多いかもしれません。しかし、実は「何もしない」「休む」「脱力する」ことも、人間の持っている最大限の力を出すために不可欠なことなのです。

 

現代人は、パソコンや携帯があればいつでも誰かと連絡が取れ、特に男性だといつでも「仕事モード」になっている方が多くいます。もちろん、ある程度時間をかければ仕事は進みますし、それによって成果も出るでしょう。しかし、あなたの身体や頭(脳)はどうでしょうか?「本当は休みたいのに休めない……」という状態が続くと、次第に身体機能がショートしてしまい、疲れが取れない、不眠に陥るなどのトラブルが起こります。

 

スポーツでは「インターバルトレーニング」と言って、急激な運動と緩慢な運動を組み合わせたトレーニング方法があります。短い休憩や緩い運動を急激な運動の間に入れることによって、高い強度のトレーニングの質をさらに高めていくことができます。簡単にいうと、ダラダラとランニングするのではなく、ダッシュとジョギングを組み合わせたるほうが体力が向上する、ということ。この理論は普段の仕事においても応用できますよ。簡単なコンディショニング法をご紹介します。

1.タスクを1つ終えたら、10分散歩または簡単なトレーニング

仕事中に思考をオフにするのは難しいと思いがちですが、ここでは「休める」というよりも「切り替える」ということにフォーカスしてみましょう。1つのタスクを終えるのに2、3時間続けて集中し頭を使っていることもあると思いますが、一度キリがついたらオフィスの外を散歩したり、ラウンジに行って軽くスクワットや腕を動かしたりなどトレーニングをしてみてください。一度、頭から身体に意識を向けることが目的です。そして、身体を動かしているときにアイディアが湧いたり思考がクリアになることが多いというのが分かっています。多くタスクを抱えているときこそ、インターバル(間隔)を取りましょう。そんなの取れない、と思わずに「どこで区切れるか?」と、仕事に取り組む前に見通しを立てることも大切ですよ。

2.湯船に浸かって身体の緊張をリセット

家に帰ったらシャワーだけ……というのは、男性には多いと思います。しかし、入浴は美容のためだけではなく、昔ながらの休養方法として素晴らしいのです。水圧によって血液を押し出し、全身の血液をしっかりと循環させて体内から老廃物を除去してくれます。また、男性でもエアコンの影響で隠れ冷え性の方も多いので、しっかりと身体を温めておきましょう。冷えは万病の元です。入浴後2時間後くらいにベッドに入れば、心地よい眠りが期待できます。

3.夜は携帯をサイレントモードにし、朝まで見ない

知らず知らずに現代人を不眠に陥らせてしまっているのが、ブルーライ(パソコンや携帯から出る可視光線)です。目に対する負担や生体リズムへの影響を考えても、一日中浴びたいものではありません。夜の寝ている数時間だけでも、ブルーライトを浴びない時間を確保したいものです。機器を使うのは夜11時や12時まで、と決めて、寝室には持ち込まずにできれば枕元から遠いところに置いておきましょう。目覚まし機能は使ってもOKですが、朝起きて止めに行くまでに何歩か歩く距離においておくといいですね。布団の中に持っていくなんて、もってのほかです!

4.寝る前に大きく深呼吸する

寝る直前、ぜひ行ってもらいたいコンディショニング法が深呼吸です。そんなこと?と思うかもしれませんが、現代人は呼吸が浅い人がとても多いのです。呼吸が浅いということは体幹の筋力弱化の原因になります。最近気になるぽっこりお腹にも影響しているかもしれません。深呼吸することによって、副交感神経が優位に働くようになり、全身がリラックスしていきます。5〜7秒くらいの長さで吸ったり吐いたりを10回ほど繰り返しましょう。自然と安らかな眠りに入れるはずです。

 

いかがでしたか?いつも緊張して気が張っている人ほど、実力を発揮できず損をしているかもしれません。そんなときこそ、敢えて「休養」に目を向けてみて。「常にオン」から「ちょっとオフ」に切り替えることができれば、いざオンになったときのパフォーマンスはさらにアップするはずです。仕事の計画をするとき「休養」のことも常に考えながら集中するべきところを見極める……ちょっと視点を変えた方法にチャレンジしてみませんか。

井上かなえ

井上かなえ

アスレティックトレーナー、PHIピラティスインストラクター

東海大学体育学部卒業、アメリカネブラスカ大学オマハ校大学院アスレティックトレーニングプログラム修了。NATA公認アスレティックトレーナー(ATC)、PHIピラティスインストラクター。 高いパフォーマンスを要求されるビジネスマンも、アスリートと同じコンディショニングを取り入れてより快適な身体とライフスタイルを手に入れられるはず。簡単なトレーニングやメンテナンス、食事などのノウハウをお届けします。