2017.12.04

ビジネス
できる人は褒めるのが上手[部下、後輩編]

「褒め言葉」をさっと言えると 仕事も円滑に進む

私たち「おもてなし」の世界の人間は、いつも”気立ての良い”応対をすることに心を配っています。相手を喜ばせようとする心持ち、機転のことです。

 

これは お客様に対してだけでなく、仲間に対しても部下に対しても同じこと。相手の良いところをタイミングよく褒めて 気分よくなってもらう…常に気持ちの余裕と少しだけの優しさを持ち合わせていると不思議とコトが上手く運ぶ。必ず自分が得をします。ちょっとした言葉のストックを持っていると重宝しますのでよかったら試してみてください。

部下や後輩を褒める時のコツ

「さすがだね」「完璧だね」「いい出来だね」「お見事」。部下の仕事を褒める時のコツは、100パーセント強く言い切ることです。言葉のあとに「!」をつける感じで。ストレートにポン!と出た言葉は嫌味もおだてもなく相手に届きます。人は誰でも上から認められると俄然やる気が出るものです。先輩の必携品、使わなくてはもったいない。

いちばん嬉しい「ボスのひと言」

頑張った人間がボスに言われていちばん嬉しい言葉は「ありがとう。おかげで上手くいった」だそう。これ、私もすごくわかります。「おかげで」という言葉の中には、君の的確な行動で物事が上手く運んだ、という意味を感じます。もうひとつ、上司だってしくじる時は必ずありますが、それをカバーしてくれた部下には「ナイスフォロー、助かった」。有能な秘書が言われてぐっとくるひと言なのだそうです。「ありがとう」の苦手な人も 部下にはタイミング良く言葉をかけてみてください。

後輩をやる気にさせる褒め言葉

褒め言葉は逆手にとって使えば 自信を無くしていたり、イマイチ仕事がピリっとしない部下にも有効です。「君はリーダーシップがあるのだから」「君は責任感が強いのだから」「君のことを一番信頼しているのだから」。プレッシャーに負けかけている部下には力が湧く言葉です。

スランプや劣等感で悩んでいる後輩がいたら、敢えてキラリと光るいいところを見つけて声をかけてあげてほしい。「センスがいいね」「勘がいいね」「筋がいいね」「やっぱり人と違うね」。

本質的なことで褒められるとそのひと言でコンプレックスから抜け出せる部下もいます。私もかつてそういう経験があります。たったひと言でも、 ボスの褒め言葉は人のやる気に大きな影響を与えますね。

佐野由美子

佐野由美子

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役 / カメリアエンタープライズ 代表取締役

中国料理「赤坂璃宮」常務取締役、カメリアエンタープライズ 代表取締役レストランプロデューサー、研修講師、ビジネスマナー講師、女子栄養大学 「フードビジネス論」 非常勤講師 明治大学卒業後、OL生活を経て、20代後半からレストラン業に転身。自ら現場でのサービス経験、店長業務を積んだ後、30歳過ぎに独立。本格的なフードプロデュース業をスタート。あくまで現場主義のサポーターとして、多くの飲食店・サービス企業の経営改善に当たっている。「おもてなし」「ホスピタリティ」の大切さを伝えつづけてきて20年。「良い人づき合い」と「一流の接客」は、確かな「ビジネスマナー」が土台。名刺の使い方から、アポイントの取り方まで「プロを育てる」ための丁寧な実務指導にこだわる。自分自身の20年以上の接客経験が、講演や、現場指導、マナー研修などを通じて多くの共感を得ている。