2019.03.25

ビジネス
40代は要チェック!「話し方」で惹きつける“スマートプレゼン”のポイント

声や話し方は、その人の第一印象や発言の説得力を左右します。特に、声や話し方が成果に直結しやすいのがプレゼンの場面。そこで今回は、プレゼンの印象を良くする声の出し方や話し方についてご紹介します。

 

聞きやすいと感じる速度は「1分間に300~350文字」

原稿作成と録音で人が聞きやすいスピードを覚える

人が聞き取りやすいと感じるのは、1分間に300文字から350文字程度といわれています。しかし、それがどのくらいの文量なのか、どのくらいの速度で話したらいいのかピンと来ない方が多いはず。
まずは、プレゼンをする前の資料準備の段階で、話す内容を原稿に起こしてみてください。そして、時間を計りながら原稿を読み、1分間に300~350文字程度で話せるように文字量を微調整します。原稿の調整と録音を繰り返せば、自然に聞き取りやすいペースを覚えることができます。

一定のペースではなく、効果的な「間」で大切な事柄を印象深く伝える

抑揚なく一定のペースで話をされると、どこが重要なパートなのかわかりづらかったり、途中で集中力が途切れてしまったりするものです。そうならないよう意識したいのは、意図的に「間」をつくること。重要なフレーズをいう前に一呼吸おく。これを意識するだけで、内容が人に伝わりやすくなります。

「腹式呼吸」による声質改善で「印象の良い声」を

プレゼンのように大勢の人の前で話すとき、声が通るかどうかが重要です。
ただ声が大きければいいわけではありません。決して耳障りではない適度な音量なのに、一語一句しっかりと聞き取れる――これが重要です。話に説得力を持たせ、印象をアップさせるために「良く通る声」を目指しましょう。

腹式呼吸で良く通る声をつくる

通る声を出すためのポイントが腹式呼吸。大きな声で話そうとすると、つい喉で声を出そうとしてしまいますが、通る声を出すにはおなかから発声することが大事
そこでキーポイントとなるのが腹式呼吸です。腹式呼吸とは、おなかを出したり引っ込めたりすることで横隔膜を上下させる呼吸法。おなかを膨らませながら息を吸い込み、おなかをしぼませながら息を吐き出します。息をおなかから吐き出しながら発声することで、声帯がしっかりと振動し、自然と通りやすい声が出るのです。

会話中にも腹式呼吸を維持する方法

腹式呼吸をしながら話をしようとしても、慣れないうちは難しく感じるかもしれません。まずは、単語・文節の最初の文字を息を大きく吐きながら発声するよう意識してみてください。

  • 世話になっております」
  • ぶしきがいしゃ〇〇のばやしとうします。」

このようなイメージで息をコントロールしてみましょう。
この方法で話をすると、声が通りやすくなるのはもちろん、噛みにくくなる効果もあります。

「お」をマスターすると相手からの印象が良くなる

プレゼンでも朝礼でも、本題に入る前に挨拶から話をはじめることが多いでしょう。
ここで意識したいのが、1音目の発声です。

  • はようございます」
  • 世話になっております」
  • んにちは」
  • 疲れ様です。」

上に挙げた4つの挨拶では、文頭がすべて「お」の母音からはじまっています。
このほか、「こんばんは」「おやすみなさい」「ごちそうさまでした」などもそう。挨拶の1音目は、「お」を母音とするものが多いのです。

しかしながら「お」は、こもりやすく発声しにくい音
挨拶をするときは、なんとなく発声するのではなく、1音目の「お」をその場にいる全員に届けるように意識してみてください。挨拶の1音目を良く通る声で発声するだけでも、つかみの印象はグンとアップします。

平坦な抑揚では人の心に響かない

同じ話でも、アクセントやイントネーションの付け方によって聞き手の心象はガラリと変わります。
トーンが低く一本調子の話は聞き手の心に響きにくく、印象も良くありません。逆に、トーンが高すぎても耳障りに感じられたり、軽薄な印象を与えてしまいます。

「だんだん低く」が人に心地よく響く、高低にも注意

とはいえ、生まれ持った地声の高さはそうそう変えられるものではありません。
そこで意識してほしいのが、アクセントとイントネーション。日本語は、ひとつの単語の中にアクセントの高低差がはっきりある言語です。人前で話すときは、普段よりアクセントを強調するようにしてみてください。

また、話はじめからおわりにかけて、声のトーンをだんだん低くしていくのも効果的。話はじめは高めのトーンから明るく入り、カーブを描くようにトーンを少しずつ落としていきます。
ずっとトーンが高いままでは軽薄な印象に、ずっと低いままでは暗い印象になりますが、高低差をつけることで心地よく響くようになります。

聞き取りにくくなりがちな語尾、「。」までいうつもりで発語

ただし気をつけてほしいのは、語尾でトーンを下げても発語はしっかりすること。
日本語は、「~~します / ~~~しません」「~~~です / ~~~ではありません」など、語尾で否定文か肯定文かが決まる特徴があります。語尾が弱々しいと自信がない印象を聞き手に与えるので、声のトーンは下げつつも、語尾は「。」まで言い切るつもりでしっかりと発語しましょう。

不用意な「~思います」が失敗の要因に

「~思います」の多用は、自信がない印象に

プレゼンで注意してほしいのが「思います」という言葉の多様です。
「思います」が多いと、提案内容に自信がないのかと思われてしまうことも。本来プレゼンは予測や仮定に確たるエビデンスや実証をつけた上で発表・提案する場。「~~思います」の段階ではなく、「~~です」を伝える場とも言えます。そういった意味でも、「思います」は極力控えたほうがよいでしょう。

語尾の使い分けで話の印象をコントロールする

上手なプレゼンターは、語尾を巧みに使い分けて聞き手が受ける印象をコントロールしています。
語尾のパターンをいくつか用意してニュアンスに応じて使い分けてみましょう。

  • ~~~とされています。 
  • ~~~といわれています。
  • ~~~したほうがいいでしょう。
  • ~~~です。
  • ~~~すべきです。

このように語尾はいろいろとあり、どれを使うかで主張の強さが変わります。語尾に何を持ってくるかは、発言の内容に応じて適切に選びたいところ。
相手のとの距離感(取引先や目上の人が相手なのか、社内の人や対等な立場の人が相手なのか)、自分の立場(プレゼン内容が自分の専門領域であるのか・そうではないのかなど)、プレゼンの要件(プレゼン内容が反論の出やすいような提案なのか・すんなり受け入れられそうな提案なのかなど)などを考慮しましょう。

プレゼンなどの場で“聞かせる話”ができる人になるためには、熱意も大切ですが、「技術」も重要です。声の出し方・話し方の技術を身につけ、ぜひ実践してみてください。

40's Life編集部

40's Life編集部

40代のためのエイジングケア機能、無香料に象徴される中味へのこだわりをもった40才からの「スマートエイジング・コスメブランド」としてミドル男性にお洒落と身だしなみを提供しているルシード。そのルシードが40’s LIFE編集部として化粧品の枠を超え「ライフスタイル」「ビジネス」「健康」「身だしなみ」4つのテーマで情報をお届けします。