2019.03.22

健康
強い口臭の原因は歯周病かも?脳梗塞・心筋梗塞・糖尿病のリスク要因にも

40歳以上の人の「約8割がかかっている」といわれる歯周病。
歯周病とは、歯を支える歯茎や骨が壊れていく病気です。強い口臭の原因になるほか、心筋梗塞や脳梗塞といった重大疾患のリスク要因にもなります。
今回は、歯周病が起きる原因や体に及ぼす影響、歯周病の予防対策などについて解説します。

 

40代の8割が実はかかっている……歯周病ってどんな病気?

全世界で最も蔓延している病気、それが歯周病

歯周病は、歯周病菌によって歯肉や骨が壊れされていく病気です。歯周病は全世界で最も蔓延している病気ともいわれており、「人類史上最も感染者の多い感染症」として2001年にギネス世界記録に認定されています。

歯周病はゆっくりと確実に進行していく

本来、歯は歯肉や骨にしっかりと支えられています。しかし、歯周病にかかると、土台となる歯肉が腫れたり骨が溶け出したりするため、歯を支えられなくなります。結果、歯周病が進行すると、歯が抜け落ちてしまうのです。

歯周病は、ある日突然症状が出るのではなく、徐々に進行していく病気です。初期段階では、歯茎の赤みや腫れ・出血・強い口臭が見られます。この時点で異変に気づき、治療に当たれば最悪の事態を防ぐことが可能です。

始まりは、口内に残った食べかす。歯周病に至るプロセス

歯周病を引き起こす原因は、歯垢です。歯磨きが十分にできておらず、食べかすが歯や歯肉についたままだと、そこから歯周病菌が増殖します。これが1~2日で歯垢へと変化。歯垢を放置していると、さらに菌が繁殖し歯周病を引き起こします。

脳卒中や心筋梗塞・肺炎を招く――歯周病が全身に及ぼす影響

歯周病の恐ろしいところは、脳卒中や心筋梗塞・糖尿病といった重大な病気とも関わりがある点です。

歯肉に侵入した歯周病菌は、喉から気管支や肺に入ったり、血液とともに心臓などの臓器に運ばれていったり、その他の器官にも広がります。結果、動脈硬化や脳梗塞などの血管系の病気、心筋梗塞や狭心症などの心臓系の病気、肺炎や気管支炎などを引き起こすのです。

また歯周病菌は、糖尿病を悪化させたり、早産や低体重児出産のリスクを高めたり、健康にさまざまな悪影響を及ぼすともいわれています。

チェック ! あなたも歯周病かも? こんな症状があったら歯科医院へ

  • ・口の中がネバネバする
    ・歯の隙間や歯の裏側に、歯垢や歯石がたくさんついている
    ・口臭がある
    ・歯が長くなったように見える
    ・歯茎が赤く腫れている
    ・歯茎に痛みがある
    ・歯茎を押したり歯を磨いたりすると、血や膿が出る
    ・歯がグラグラする
    ・歯がしみる

また、以下は歯周病のリスク度チェックです。当てはまる項目が多いと、歯周病にかかるリスクは高くなります。

  • 40歳以上である
    ・喫煙している
    ・睡眠不足である
    ・歯磨きを毎日していない
    ・ストレスがある
    ・甘いものを頻繁に食べる
    ・糖尿病にかかっている
    ・家族に歯周病の人がいる

セルフケアと歯科医院ケアのダブル戦法が正解。歯周病の予防方法

一番の予防策は、歯垢をなくすこと

結論からいうと、歯周病予防で最も重要なのは、歯をしっかり磨くこと
歯周病の根本的な原因は、口内にたまった歯垢。歯垢をなくすためには、歯磨きで食べかすをきちんと取り除くことが大切です。特に、歯垢がたまりやすい歯と歯の隙間や奥歯の溝、歯と歯肉の境目を意識的に磨くようにしましょう。

また、歯ブラシは1~2カ月に1度は交換しましょう。毛先が広がってきたら交換の目安です。

歯磨きでは取れない歯石は、歯科でのスケーリングで除去

歯垢は、放置すると唾液に含まれるカルシウムなどの影響で石灰化し、「歯石」と呼ばれる非常に硬い物質に変化します。
歯石を除去するには、専用の器具を使って歯石を削る治療が必要です。歯石にはたくさんの菌が潜んでいるので、歯周病予防のためにも、定期的に歯科医院で歯石を取り除きましょう。

「時間が取れないから」「歯医者がきらいだから」といった理由で、口内トラブルがあっても見て見ぬふりをしている人が多いかもしれません。
しかし、「40代の8割がかかっている」というように、すでに歯周病になっている人は多いはず。
気になる症状がある方は、ぜひ早めに歯科医院に足を運ぶことをおすすめします。

40's Life編集部

40's Life編集部

40代のためのエイジングケア機能、無香料に象徴される中味へのこだわりをもった40才からの「スマートエイジング・コスメブランド」としてミドル男性にお洒落と身だしなみを提供しているルシード。そのルシードが40’s LIFE編集部として化粧品の枠を超え「ライフスタイル」「ビジネス」「健康」「身だしなみ」4つのテーマで情報をお届けします。