2019.12.18

ビジネス
会計・英語・マネジメント……40代男性が転職するときに有利になる資格とは

働き盛りの40代。ひとつの会社に身を置いてキャリアアップしていく人もいれば、貪欲に新たなステージを求めて転職を選ぶ人もいます。

しかし、40代で転職となると、それなりの経験やスキルを求められるもの。そんなときに自分自身のスキルを証明するのに役立つのが「資格」です。

この記事では、現在のビジネスシーンで求められる資格についてご紹介します。

 

営業戦略・経営分析にも役立つ「会計」の資格


ビジネスシーンにおいて重要になるのが「会計」の知識。
会計という言葉を聞いて経理の職種だけをイメージする人もいますが、取引先の財務諸表から経営状況を読み取るなど、営業戦略を策定するときもその知識は活かされます。

会計を代表する資格「簿記検定(日商簿記)」

会計の資格として最も有名なのが、商工会議所が主催する簿記検定(日商簿記)。会計分野を代表する資格として、簿記に関する基礎的な知識をひと通り習得できます。
グレードは以下の4つ。

  • 3級:経理関連書類を読み取る知識が身につき、企業の経営状況を数字をみて理解できる。
  • 2級:財務諸表の数字を読む力が身につき、企業の経営状況を把握できる。
  • 1級:「高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算」などの知識が身につき、「会計基準・会社法・財務諸表等規則」などの企業会計に関する法規の理解、経営管理や経営分析ができる。

参考:東京商工会議所 検定試験情報(※詳細はURLからご確認ください)
https://www.kentei.org/

3級~2級までを目指して勉強すれば、実務で使える知識が身につきます。
簿記を勉強した経験がなくても、財務をふまえた営業戦略や経営分析をした経験があれば、これまでに実務で覚えたことの答え合わせをしていくような感覚で学ぶことができるでしょう。

申込受付日時や申込受付方法は商工会議所によって異なります。受験料は3級が「2,850円(税込)」「2級が4,720円(税込)」「1級が7,850円(税込)」です。

経理職・財務職以外にも有益な「ビジネス会計検定」

会計に関する資格として、もうひとつ転職の際に役立つのがビジネス会計検定です。
こちらは主に貸借対照表や損益計算書、有価証券報告書など、財務諸表の読み方やそれらを取り巻く法令の知識、活用・分析のスキルなどを高めるための検定
グレードは以下の3つです。

  • 3級:基本財務諸表(貸借対照表、損益計算書・キャッシュ・フロー計算書)の項目と計算構造を学び、「会計の用語、財務諸表の構造・読み方・分析」など、財務諸表を理解するための基礎力が身につく。
  • 2級:有価証券報告書の連結財務諸表に記載される項目と計算構造を学び、財務諸表を分析する力が身につく。
  • 1級:「高度な財務諸表分析の方法・企業価値分析の方法」を学び、財務諸表を含む会計情報の分析、および企業評価ができる力が身につく。

参考:ビジネス会計検定試験(※詳細はURLからご確認ください)
https://www.b-accounting.jp/about/

非常に実務的な内容で、経理職や財務職だけでなく、営業や企画、経営者も学んでおいて損はないでしょう。自身のスキルレベルに合わせて挑戦しましょう。

仕事のフィールドが広がる「英語」の資格

企業のグローバル化が進む中、求人の募集要項で「英語必須」という条件を見かけることが多くなりました。語学力を活かした仕事に転職したいのであれば、以下のような資格の取得を検討してみてください。

国内のビジネス英語対応スキルの証明に最適「TOEIC」

TOEICは、国内におけるビジネス英語の対応スキルを証明できる資格として広く知られています。TOEICは点数が明確な指標となり、860点以上ならAランクと評価され、英語で充分なコミュニケーションができるレベルだと認識してもらえます

TOEICの試験は年に10回、全国約80都市で開催されていて自分の最適なタイミングで受験できるのも嬉しいポイント。

 参考:一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC(※詳細はURLからご確認ください)https://www.iibc-global.org/toeic.html

TOEICより重視されることも「実用英語技能検定(英検)」

英検よりもTOEICの方が注目されがちですが、英検は級によって面接や記述試験があるので、英語の実務能力を求める企業では、TOEICより英検を重視することもあります
英検のグレードは以下の7つに分かれます。

  • 5級:中学初級程度(家族・趣味・スポーツなど、身近な話題が出題される。英語の基礎固めに最適なレベル)
  • 4級:中学中級程度(身近なトピックを題材とした読解問題が出題される。英語の基礎力を伸ばすのに最適なレベル)
  • 3級:中学卒業程度(海外文化など、少し視野が広げた題材が出題される。英語の基礎力の定着・強化に最適なレベル)
  • 準2級:高校中級程度(教育や科学などを題材とした長文の穴埋め問題が出題される。入試対策に応用できるレベル)
  • 2級:高校卒業程度(医療やテクノロジーなど、社会性のある英文読解の他、ライティング問題が出題される。採用試験で履歴書に記載でき、英語力をアピールできるレベル)
  • 準1級:大学中級程度(エッセイ形式の英作文の問題が出題される。ビジネスシーンで利用できるレベル)
  • 1級:大学上級程度(二次試験がプレゼン形式(2分間スピーチとその内容への質問)。グローバルなビジネスシーンで活躍できるレベル)

参考:公益財団法人 日本英語検定協会(※詳細はURLからご確認ください)
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about

英検の試験は全国約230都市・400会場と、海外4都市で大規模に開催されます。

グローバル転職を目指すなら「TOEFL・IELTS」

TOEICや英検の他にも、海外留学のために必要な資格TOEFLや、多くの国で進学、移住の際に有効となるIELTSがあります。どちらも国際基準の英語能力測定試験で、海外移住や留学を希望する際に英語力の証明となる資格。

逆にTOEICは海外での認知度は低いため、グローバルに転職を目指すなら同じ英語力を証明する資格でもTOEFLやIELTSがおすすめです。

TOEFLのテストは年間50回以上、認可された世界中のテストセンターで開催。IELTSのテストは全国16都市で、ほぼ毎週実施されています。

参考:TOEFL® テスト日本事務局 TOEFL iBT® テスト学習者用Webサイト(※詳細はURLからご確認ください)https://www.cieej.or.jp/toefl/

管理職としてのスキルを証明する「マネジメント」の資格

管理職として転職することで、キャリアアップを目指す人もいるでしょう。しかし、管理職のスキルはなかなか証明するのが難しいもの。
これまでの実績を示しつつ、さらに説得力を持たせるためには、以下のような資格を持っていると面接や書類選考で有利になるのではないでしょうか?

経営に関する幅広い知識が身につく「中小企業診断士」

中小企業診断士は、経営コンサルタントに関する唯一の国家資格として、ビジネスパーソンから注目されています。「経営戦略・マネジメント・経済学・会計・法務・情報システム」など、経営に関する幅広い知識を横断的に身につけることができ、とても実用的。

合格率は5%程度と難易度が高いので、計画的に準備をしないと取得できない資格です。記述問題に加え、2次試験では口述問題もあるため、入念な対策が必要。社会的な評価も高い資格なので、数年かけてでも地道に勉強する価値のある資格といえるでしょう。

1次試験の科目は「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」 「運営管理(オペレーション・マネジメント)」「経営法務」 「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」 の7つ。
1次試験に合格したうえで2次試験に合格するか、中小企業基盤整備機構または登録養成機関が実施する養成課程を修了することで中小企業診断士としての資格を取得できます。

参考:一般社団法人 中小企業診断協会(※詳細はURLからご確認ください)
https://www.j-smeca.jp/index.html

チームビルディング・人材育成ならこれ「ビジネスマネジャー認定試験」

ビジネスマネジャー認定試験とは、社会人として自立するための方法や人間関係を良好に保つ方法など、各種メンタルトレーニングを習得した人に対して認定される資格。

資格を取得すると、アドバイザーとして活動できます。チームの人間関係を構築し、一人ひとりが力を発揮できる環境を作るのは、管理職の大切な役割。ビジネスマネジャー認定を取得することで、チームのモチベーションアップや人材育成に役立てられます。

学習カリキュラムは4部構成で「マネジャーの役割と心構え・人と組織のマネジメント・業務のマネジメント・リスクのマネジメント」などを学びます。

試験は全国主要都市で年に2回開催。レベルの設定はなく、100点満点中70点以上で合格となります。2018年のデータによると、受験者の業種は製造業・金融・保険業、サービス業、不動産業、情報通信・ソフトウェア業など。受験者の役職は課長クラスが約4割を占め、管理者がマネジメント能力の向上を目的に受験していることがよくわかります。

合格率は2018年度が57.6%、2019年度が70.8%と、ハードルはそれほど高くないようです。組織の要である管理職の土台を作るために、基礎知識を効率的に習得できるとても実践的な資格といえるでしょう。

参考:東京商工会議所検定情報(※詳細はURLからご確認ください)
https://www.kentei.org/bijimane/

能力・スキルの裏付けとして。実務に合わせた資格の選択を

専門領域で評価される資格を保持していると、スキルの証明として転職活動で有利になります。ただし、中途採用をする企業側は即戦力が欲しいので、資格の有無を重要視しているというわけではありません。

大切なのは、実務の能力の裏付けとして資格を持っておくこと。実務経験があり、かつその領域の資格も保有していれば説得力が増します。資格取得を検討している方は、実務に近い領域のものを選びましょう。

 


 

40代からの資格取得は「何のために挑戦するか」という明確な目的意識が大切。
どれだけ難易度が高い資格を持っていても、仕事との関わりが薄い分野だったり、転職希望先の企業が求めるスキルと異なったりしていると、評価の対象にはなりません。

限られた時間を有効活用し、今後のキャリアプランや転職先が求めるスキルをふまえたうえで、挑戦する資格を考えてみましょう。

 

40's Life編集部

40's Life編集部

40代のためのエイジングケア機能、無香料に象徴される中味へのこだわりをもった40才からの「スマートエイジング・コスメブランド」としてミドル男性にお洒落と身だしなみを提供しているルシード。そのルシードが40’s LIFE編集部として化粧品の枠を超え「ライフスタイル」「ビジネス」「健康」「身だしなみ」4つのテーマで情報をお届けします。