2020.03.02

ビジネス
5Gで「通信速度・ビジネス・料金」はどう変わる?押さえておきたいポイント

2020年の春から本格導入が予定されている「5G」。
携帯電話の通信速度がアップすることは何となく理解できるものの「具体的にどんなメリット・影響があるのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では5Gとは何か、また5Gによって通信速度・ビジネス・料金がどう変化していくのか、詳しくご紹介します。

 

2020年から本格化!モバイル端末の通信が変わる「5G」

まずは、「5G」とはどのようなものか、概要をご紹介します。

  • 通信のさらなる「高速・大容量化」を実現する5G

    5Gとは携帯電話などモバイル端末の通信に用いられる「第5世代移動通信システム」を指します。「G」は「Generation(世代)」のことで、現在は「第4世代」の4G /LTE。5Gは現在の周波数帯に加え、帯域幅の広い6GHz以上の周波数帯も使用することで高速・大容量化を実現しています。

  • 2020年から局地的に利用開始の予定

    2020年春頃に5Gの仕様策定が完了予定。その後、通信機器メーカーや携帯キャリアの準備が整い次第、導入がスタートします。しかし2020年開始当初の段階では、利用可能な範囲は狭いようです。基地局の整備や使用する周波数帯の問題から、既存の4G/LTE基地局を利用した「ノンスタンドアロン方式(※1)」で始まり、2022、2023年頃から4G/LTE方式に頼らない「スタンドアロン方式(※2)」に移行すると予想されています。

  •  
  • (※1)ノンスタンドアロン式
    4G/LTEなど、既存のネットワークと併用するモード
    (※2)スタンドアロン式
    5Gのみでネットワークを構成するモード

「高速・大容量」「低遅延」「多接続」がポイント。5Gの3つのメリット

5Gのメリットとして挙げられるのが「高速・大容量」「低遅延」「多接続」の3つ。5Gが実現したら実際に使う私たちにはどんなメリットがあるのでしょうか? 

  • 1.高速・大容量化:映画1本分のデータを10秒以内でダウンロード

    5Gは、4G /LTEの20倍以上の通信速度があるとされています。現在の4G LTEは速くても1Gbpsほどの通信速度なのに対し、5Gなら20Gbps以上になるので、DVD映画1枚分のデータでも10秒以内でスマホにダウンロードできるようになります。

  • 2.低遅延:ダウンロードや読み込み時のイライラがなくなる

    例えば、スマートフォンを操作しているときに「データが重くてなかなか進まない」と感じたことはないでしょうか? 5Gに移行することで、そういった遅延が4Gに比べて10分の1になるといわれています。そのため、「書類をダウンロードしたりゲームでロードをしたりするときの遅延がほとんどなくなる」と考えて良いでしょう。

  • 3.多接続:複数の端末とインターネットをスムーズにつなげる

    現在、生活家電などの道具とインターネットがつながるIoTが普及しつつあります。5Gでは4Gの10倍の端末に同時接続ができます。また、接続遅延などの障害もかなり少なくなると考えられています。

さまざまなメリットがある5Gですが、デメリットはないのでしょうか?
ひとつ挙げるとすれば「開始当初は首都圏など一部のエリアでしか利用できない可能性がある」ということ。これに対してはKDDI、ソフトバンクなどが共同で基地局を建設する合弁企業を設立するなど、現在対策が進んでいます。

IoT・自動化が飛躍!医療・ヘルスケア業界にも大きな変化をもたらす

5Gは新たなビジネスがより前進するきっかけにもなるでしょう。ここでご紹介できるのはほんの一部ですが、5Gが一般化することで、以下のような影響・変化が起こるとされています。

  • 【5Gによる影響・変化】
  • ・複数端末の同時接続がスムーズになりIoTが加速する
    ・端末間の通信が高速化することで「ファクトリーオートメーション(FA)※工場の自動化」が進む
    ・AIの進化と連動して、自動車の自動運転技術が飛躍的に向上する
    ・固定カメラで4K映像を配信できるようになり、監視カメラの画像がよりリアル・高精細になる
    ・タブレットを使った同時翻訳のスピードが速くなる

この他、影響が大きいといわれているのが「医療・ヘルスケア業界」。
5Gが一般化することで、高精細な画像や動画で診断する遠隔治療が進化し、患者は場所を問わずに医療を受けられるようになります。5Gが「医師不足や都市部への医師の偏りといった、業界の課題を解決する鍵になるのでは」と期待されています。

5Gが普及したら携帯電話の料金も変わる?

さまざまなメリットがある5Gですが、気になるのは料金です。携帯主要4キャリアにおける5Gによる利用料の変化についてまとめました。(2020年2月19日現在)

各社詳細は不明ながらも、料金形態は変化しそうです。
5Gになると通信周波数の帯域の割当てが各社違うため、それぞれの特性を各社がアピールしてくると考えられます。今後もニュースで動向をチェックしたほうが良いでしょう。

5Gが普及したらWi-Fiの契約は不要?

現在はスマホの通信契約と「Wi-Fi、光回線などの契約が別々」というご家庭も多いかと思います。
現状最も速い光回線でも1GBbps。5Gはその20倍と通信速度で、固定回線以上に速い可能性があります。

そのため、携帯キャリアによっては「ばらばらの通信契約を5Gにまとめる」などの動きがあると予想されます。ただ、当たり前のように5Gが使えるのはまだ先のため、しばらくはWi-Fi・固定回線の契約も必要だといえるでしょう。

また、5Gに対応する端末は、2020年から順次発売予定です。2022年以降は、4Gの機種でも5Gが使えるようになる予定ですが、買い替えをしたほうが5Gの恩恵が受けられるかもしれません。

2020年から普及が進む5G。動向をチェックして次世代通信を楽しもう

2020年の5Gサービス開始当初は、前述のように基地局の問題などで、利用エリアや機能が制限されそうです。

ただ、5Gの普及はどんどん進む予定で、スマートフォンも5G対応が主流になっていくはずです。動向をチェックしつつ、時期が来れば端末の買い替えを検討したほうが良いかもしれません。

40's Life編集部

40's Life編集部

40代のためのエイジングケア機能、無香料に象徴される中味へのこだわりをもった40才からの「スマートエイジング・コスメブランド」としてミドル男性にお洒落と身だしなみを提供しているルシード。そのルシードが40’s LIFE編集部として化粧品の枠を超え「ライフスタイル」「ビジネス」「健康」「身だしなみ」4つのテーマで情報をお届けします。