
2019年開催のラグビーワールドカップは大きな盛り上がりを見せました。
日本代表の活躍もあり、この大会で新しくラグビーに興味を持った40代男性も多いのでは。野球・サッカー・ゴルフなどのスポーツも、会場に行くことで一体感や高揚感をより強く感じることができます。
また、2020年は東京オリンピックが開催されるスポーツイヤー。この機会に、スポーツ観戦を新しい趣味にしてみるのはいかがでしょうか。この記事では、各スポーツのシーズンや楽しみ方、観戦時にあると便利なグッズを紹介します。
【野球】グッズを揃えて応援!球場の一体感を楽しもう

日本のプロ野球はセントラル・リーグとパシフィック・リーグの2リーグ制で、12チームが戦います。
シーズンは3月末からはじまり、9月末までは「リーグ戦」が開催されます。続いて、10月からは両リーグの上位3チームによるトーナメント「クライマックスシリーズ」がスタート。クライマックスシリーズの勝者2チームは、10月末からはじまる「日本選手権シリーズ(日本シリーズ)」にのぞみ、その年の日本一を決めます。
シーズンが長いため、年間を通して楽しめるスポーツの代表格だといえます。
試合開始時間はデイゲームが13時 から15時ごろの開始、ナイターはほぼ18時からのスタートです。
事前にチームや選手をチェック。球場の雰囲気とグルメを楽しむ野球観戦
- ・どちらかの球団を応援
- どちらかのチームを応援すると、より観戦が楽しめます。有名・人気選手を事前に球団Webサイトなどで押さえておくと良いでしょう。攻撃時はホームランやヒット、バッターのスイングに、守備時はピッチャーのストライクや奪三振、フィールディング(守備)でアウトをとれたときに応援の声を上げてみましょう。
- ・球場独特の雰囲気を楽しむ
- 球場それぞれに試合を盛り上げる演出が用意されています。特定の回にジェット風船や花火が上がったり、試合前に選手やマスコットと交流できるファンイベントがあったりすることも。チャンテ(チャンステーマ、攻撃側の自チームの応援に演奏する曲)や選手ごとの応援歌など、球団による応援の違いも楽しみの一つです。
- ・名物グルメ、ビールを楽しむ
- 大きなビールサーバーを担ぎながら観客席を回る売り子さんにビールを注いでもらうのも野球場ならではの楽しみ。フードは唐揚げ、ポテトなど、お酒にぴったりなメニューが揃っている他、球場独特のメニューも多くあります。
野球観戦にはこの3つ!一体感を高めるグッズと雨具・双眼鏡を用意
- ・応援グッズ
- 応援グッズがあると、周りにいる観客との一体感が高まります。球団ロゴの入ったフェイスタオル、メガホン、キャップなどを用意しましょう。球団ごとに特色のあるファンの応援グッズもあります。例えば神宮球場(東京ヤクルトスワローズ本拠地)では緑のビニール傘を使い、『東京音頭』に合わせて応援します。事前に球団Webサイトなどでチェックしましょう。
- ・雨具
- 屋外の球場の場合、屋根がないこともあります。雨に備えて雨合羽などがあると安心。観戦の妨げになるため、雨が降っても傘を差すのはNGな場合が多いです。
- ・双眼鏡
- 観客席からグラウンドまで距離があるので、双眼鏡があれば選手の顔まで見られて満足度がアップ。電光掲示板の球速表示など、小さな文字を見るのにも便利です。
【ゴルフ】選手との距離の近さが魅力。プレー前後に話しかけることも

渋野日向子選手など、日本人選手の活躍がめざましいゴルフ。いかに少ないスコア(打数)でコースを回れるか、という理解しやすいルールも魅力です。また、豊かな自然の中で開催されるため、森林浴のような感覚でも楽しめます。
ゴルフは年間を通して試合があるため、トーナメントの開催日程を専門サイトなどでチェックすると良いでしょう。試合の日は駐車場が封鎖されていることもあるため、公共交通機関を利用するなど、事前に調べてから移動手段を決めた方が良いでしょう。
プロと小さなコミュニケーションを楽しめるかも。ゴルフ観戦の楽しみ方
- ・応援するプロゴルファーを決めておく
- 野球と同様ですが、応援するゴルファーを決めておくと、より観戦が有意義になります。一緒にコースを回るように観戦すれば、サインがもらえたり話しかけたり、ちょっとしたコミュニケーションを楽しめることも。プレー前後は練習が観戦できるので、ご自身のプレーの参考にもなるでしょう。またあらかじめ見たいホールを決めておけば、見やすいティーグラウンドなどでじっくり観戦できます。
- ・初日か最終日か、日によって楽しみ方が変わる
- ゴルフのトーナメントは数日に分かれて行われます。勝者が決まる最終日は白熱した戦いが見られるため、人気が集中します。ゆっくり観戦を楽しみたいなら比較的ギャラリーの少ないトーナメント初日がおすすめです。
ゴルフ観戦にはこの3つ!あると便利な「イス・帽子・雨具」
- ・折りたたみイス
- コースを移動するのと観戦時も立ちっぱなしなので、足が疲れてしまいます。折りたたみイスがあると場所によっては休憩できるので重宝するでしょう。
- ・帽子
- ゴルフコースは日陰が少ないため、紫外線対策は必須。日除けに帽子を被りましょう。サングラスもおすすめ。
- ・雨具
- 自然の中で行われるため、雨合羽や傘が必須。ゴルフ場はぬかるみができやすいため、雨の日は長靴があると観戦しやすいです。
【サッカー】チーム数が多いので地方でも観戦でき、一体感が楽しめる

J1・J2・J3合わせて52のプロチームがあり、地元のチームを応援しやすいのがサッカーの魅力。シーズンは2月~12月、その他日本代表戦、ワールドカップ予選、チャンピオンズリーグや天皇杯などが開催されます。
野球と同様シーズンが長いため、1年を通して楽しめます。また、4年に一度開催されるワールドカップは、世界中が注目するビッグイベント。普段からサッカー観戦をしていると、ワールドカップなどの規模の大きなイベントもより楽しめるようになるでしょう。
非日常的な一体感を味わえる。サッカー観戦の楽しみ方
- ・ユニフォームを着て、応援歌を合唱する
- Jリーグではサポーターが頻繁に応援歌を合唱します。どんな服装でも一緒に合唱するのは楽しいのですが、より一体感を味わいたいなら、ユニフォームを準備するのがおすすめ。応援チームを決め、ユニフォームを着て一緒に応援すると、日常生活ではなかなか味わえない一体感を感じられます。
- ・落ち着いて観戦するなら2階席を選ぶ
- サポーターによる合唱など、試合開始から終了まで、スタジアムの熱気が高いサッカー観戦。一体感や非日常感を味わうにはもってこいですが、中には盛り上がるのが苦手だったり、静かに楽しみたいという方もいるかもしれません。そんな方には、2階席での観戦がおすすめ。1階席やゴール裏のような熱気はありませんが、静かにゆったりと観戦を楽しめます。
サッカー観戦にはこの3つ。一体感を高めるグッズと双眼鏡を
- ・タオルなどの応援グッズ
- サッカー観戦ではよくタオルマフラーを使った応援があるため、用意しておくと応援に参加しやすいでしょう。もちろん防寒具や汗拭きとしても役立ちます。
- ・双眼鏡
- 2階席など、グラウンドまで距離がある際には、双眼鏡があると選手のプレーを間近に見られます。また、掲示板の選手名や残り時間を確認する際にも重宝します。
- ・チームカラーを意識した服装
- ユニフォームを買わずとも、応援チームのカラーを意識した服装をすると他のファンとも盛り上がって応援できます。浦和レッズなら赤、ガンバ大阪なら黒・青など、チームカラーは決まっていますが、球場がホームかアウェイかによっても変化するのでWebサイトで事前にチェックしておきましょう。
- ・雨具
- 野球と同様に、雨に備えて雨合羽などの雨具があると安心。万が一に備えて、携帯しておくと良いでしょう。
【ラグビー】2019年ワールドカップでファン急増。一層の盛り上がりを見せるラグビー観戦

2019年ワールドカップが記憶に新しいラグビー。屈強な選手同士の力と力のぶつかり合いや戦略の駆け引きなど、緊迫した試合展開が魅力です。
一般席で2,000円前後とコストパフォーマンスが高く、近年ファンが急増しているスポーツです。ジャパンラグビートップリーグは、1~5月の期間に開催されます。野球・サッカーに比べると、期間は少し短めですが、オープン戦などその他のシーズンの試合を合わせると1年を通して楽しめます。
基本のルールとポジションを押さえると楽しさが増す、ラグビー観戦
- ・基本のルールだけ押さえておく
- ラグビーは15人対15人の陣取りスポーツ。相手陣地にボールを持ち込むか、フィールドに置けば得点となります。ボールを前に投げたり、落としたりしたらファール。応援チームが自陣に押し込まれているときはピンチで、逆に相手を押し込んでいるときはチャンス。ルールをまったく知らない人は、とりあえず、ここだけ押さえておきましょう。
- ・ポジションごとの役割を楽しむ
- 身体をぶつけあう「フォワード」とボールを動かす「バックス」、スクラムを組む「プロップ」、空高く飛び上がる「ロック」、パスを出す「スクラムハーフ」、華麗な走りの「ウイング」など、ラグビーには個性の違うポジションがあります。そのポジションの選手が何を狙っているのかを考えながら観るとより楽しめるでしょう。
快適に観戦するための道具と応援グッズがおすすめ。ラグビー観戦で用意したいグッズ
- ・双眼鏡
- 野球・サッカーと同様に、会場が広いため、双眼鏡を用意したいところ。万が一席が遠くても、双眼鏡があれば、パスや身体のぶつかりあいといったラグビー独特の迫力を間近で感じられます。
- ・コンパクトな座布団やクッション
- ラグビー会場のイスはプラスチック製がほとんど。長時間座るとお尻が痛くなることがあります。コンパクトな座布団やクッションを持っていると、負担なく楽しめるでしょう。
- ・雨具
- 野球・サッカーと同様に、雨具があると安心です。雨合羽などを携帯しておくと良いでしょう。
- ・応援グッズ・ユニフォーム
- 野球やサッカーと同様に、応援グッズがあると、一体感を楽しめます。もっとも一体感を感じられるのはユニフォームですが、同じデザインのタオルなどでも良いでしょう。
それぞれの楽しみ方をチェックし、興味のあるスポーツから観戦を
スポーツには、それぞれ違った魅力や楽しみ方があります。最低限のルールを押さえて、一度観に行けば、どんなスポーツでも夢中になって応援できるはずです。
慣れてきたら、会場と一緒に盛り上がるか、特定の選手をじっくり観察するか、自分に合った観戦スタイルを見つけましょう。
過ごしやすい気候になるこれからの季節。
ぜひ、スポーツの観戦に出かけてみてください。